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須田委員 |
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まんなかビジョンの7つの項目は上手くまとまっているが、これをどのような指導理念を持って具体化していくのかはっきりすることが重要だ。 |
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もう一つは「ポスト万博」として万博が終わった後、この地域が何をやるべきか示すべきではないか。 |
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もう一つは、全国的な視点の中でこの地域がどんな役割を持つべきかという発想から将来の姿をとらえることが大事だ。 |
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ポスト万博では、2つの可能性があると思う。一つは、第二次産業革命のような新しい産業をこの地域から発信できないか。もう一つは、この地域には、新交通システムといわれるものが全部揃っているので、21世紀に向けた近代交通システムのモデル地域としてはどうか。中部でやれば全国へ波及し、役立つだろう。 |
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○ |
渡辺委員 |
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中部地域は、立派な空港、港湾があり、道路、鉄道網の中心。陸・海・空そろっているので、交通モデル地域を目指すことは大いに賛成。 |
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世界の中の中部をもっと意識して、国際競争力を高める必要がある。国際競争力にはコスト競争力と技術競争力があり、競争力をつけるにはハードとソフトの両面が大切であるが、特にソフトについては、手続きや規制を緩和するべきだ。例えば特区というやり方で、ソフトも含めてこの地域をモデル地域にしていってはどうか。 |
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○ |
佐々木委員 |
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これからは、民の力をどうやって上手く取り込んで社会資本を整備していくかという視点が大切で、その具体的なものが「特区制度」だ。規制緩和をし、集中的に整備していくやり方がこれからは大切ではないか。先日、都市再生で名古屋駅東地区が選ばれたが、例えば三重県のクリスタル・バレー構想なども特区制度を活用して整備していくことが大事だ。民の力という点では、PFIの活用も考えて行くべきだ。 |
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市町村合併が進み今後広域行政が進むと思うが、こうした広域行政にマッチした社会資本整備が大事だ。 |
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○ |
桑田委員 |
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市町村合併が進み、市町村の規模や形態は相当変わり、権限委譲も進むだろう。将来的には、県の役割も変わり道州制の方向へ進むのではないか。 |
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産業を強化することは、雇用の確保、財政の安定につながり、最終的には、国民の福祉の向上につながる。新しい産業を興し、産業革命的なことをやるべきだ。そのためには、輸送システムが整っていなければいけない。 |
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長い目で見た国づくりのビジョンが必要であり、手順としては、地域の意見を聞きながら、地方から進めていくべき。ビジョンの表現も、地域の人々にもわかりやすいものにするべきである。 |
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官・官の連携も重要で、他省庁の意見も含めて横断的にまとめていく必要がある。 |
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○ |
箕浦委員 |
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従来のビジョンは、産業や社会資本の供給者としての視点が強いものであったが、21世紀の将来像を考える場合、生活者の視点、消費者の視点が非常に重要である。7つの方向で言えば、最後の3つがとても重要だ。 |
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整備局が昨年度実施したアンケートの回答者は男性中心であるように思う。このため、経済・産業面の意見が強いようだ。男性と女性では興味の差が相当出る。女性から見た21世紀、将来像、社会資本には違ったものがあるのではないか。 |
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○ |
谷岡委員 |
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3代先、4代先、大勢の人にとって必要な公共事業をやる。それを忘れて特定の人のためにやられてきた。だから信頼感を失って色々なところにつまずいている。まずは信頼感を回復することが大切で、事業のインプットに対してアウトカムは何なのかをはっきりと示していくべきである。そこでは、時代を超えた公正が大事である。 |
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安易な地方分権には反対である。近視眼的な特定の人達の便益が優先されてしまい、国全体の利益が損なわれるのではないかと危惧している。短期的な考えに陥らないようにしなければならない。 |
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本当に必要な社会資本しかできないという点では、一部の人の反対のために止まっているような事業が多く、費用を膨大にしている。個人の主観が公共を優先してしまう状況がある。公共性に対して寛容過ぎる。 |
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防災の問題では、例えばヒートアイランド現象のようなじわじわと忍び寄るような問題にもしっかり目を向けるべき。 |
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○ |
東委員 |
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社会資本整備は、新しい世代の美的価値を大きく左右すると思うが、効率性、ハードの面にとらわれすぎている。地域住民が本当に何を望んでいるのか、もう少し見つめるべきではないか。 |
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市民、住民意識の中に中部という理解が少ないような気がする。静岡では、万博を良く知らないのが実態。例えば静岡と三重を結びつけるとこんな事ができる、といったものがあるとよい。そういう視点で新しい中部を出すことも大切でないか。 |
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○ |
桑田委員 |
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7つの方針の中に「世界都市を目指した名古屋の魅力向上と拠点都市のアップグレード」とあり、名古屋が特筆されている。むしろ「世界に開かれた中部の魅力向上を」というように地域全体で捉えていくべきではないだろうか。 |
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○ |
須田委員 |
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ビジョンは実現しなければ絵に書いた餅に過ぎず、意味がない。本省の国土計画局等とも良く連絡を取り、中央へ挙げるべきだ。 |
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実現をするうえでは、2つの点に留意する必要がある。一つは、「中部」をどうとらえるのか、各局によってばらばらであるが、ある時点で整理する必要がある。もう一つは、圏内、地域住民の声を反映させる仕組み、PIが大切だ。こうしたものがあれば、ビジョンももっと説得力が出る。 |
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○ |
渡辺委員 |
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「アウトカム目標」の表現がやや抽象的でないか。環境で言えばCO2をこの程度減らすとか国民に分かりやすいものにすべきだ。そうでないと、また同じかと国民に受け止められかねない。 |
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官−官の連携という意見があったが、省庁を横断的に越えたプロジェクトチームを編成できないか。検討課題にしてほしい。 |
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○ |
松尾委員 |
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名古屋、東京にばかり税金を使ってという声に対し、集中投資、重点投資することについての合意形成をもっと行う必要がある。 |
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何を造るよりも、何を捨てるかを意識することが重要である。 |
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○ |
座長(西尾委員) |
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このビジョンにそぐわないかもしれないが、人材育成という観点が抜けている感がある。 |
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従来の産業だけでは限界があり、新しい産業を育てることが必要だ。 |
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