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クマタカ

- 生息域
スリランカ、インド、ヒマラヤ、中国東南部、中国東北地区、日本で繁殖する。日本では九州以北に分布し、留鳥(ほぼ全国の山地の森林で繁殖し、秋冬もあまり移動しない)。
- 大きさ・特徴
全長(♂)72cm〜(♀)80cm、翼開張140〜165cm。背、翼の上面は暗褐色。尾には白と黒褐色の縞模様がある。頭から首、体の下面は白っぽく、黒褐色の縦斑がある。目の下にはやや大きい褐色斑があり、後頭に冠羽がある。このため頭が角張って見えることが多い。
- 習性
森林の多い山地に生息し、本州中部では標高500〜1,500mくらいに棲む。普通は雌雄で生活し、幅の広い翼をひろげ、輪を描いて悠々と飛ぶことが多い。地上に獲物を見つけると翼をすぼめ、急降下して襲う。獲物は中形以上の鳥やほ乳類でキジやノウサギ大のものまで捕らえる
- 繁殖等
山地の大木の幹と大枝のわかれる所や幹近くの枝のまたに、枝を積み上げて大きな巣をつくる。前年の巣を利用することも多い。1巣の卵数は1〜2個で、1個の場合が多い。抱卵日数は約50日、巣立ちまでの日数は約80日。
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