木曽川左岸4.6k地先の田代と思われる。当時の木曽川左岸堤は土堤であった。破堤箇所は、樋門があったとされる。 伊勢湾台風被災後に、被災状況を把握するための踏査が行われた。 踏査時の調査表には以下のように整理されている。 <10月15日 災害状況調査表> ●堤防の様子/前面状況:竹・よし・洲50m、嵩上げ堤か:嵩上げ堤、旧堤部はどうか:一様に崩壊、法線方向:南、道路を兼用しているか:いる、土質:砂質、水防状況:活動している ●溢流しているか:いる ●溢流の様子:波浪に依る溢流、溢流深(波立):0.3m ●波の来た方向:南南西、しぶきがこしたか:越した、その高さ:裏法を洗う ●木の傾いている方向:南、何度位(地面に対し):80°、樹種:針葉樹 ●電柱が傾いている方向:南、何度位:80°、電線がついているか:いる ●堤内地の家の壊れ方/壁、屋根、柱:全壊