〔被災体験を持つ元建設省職員の方の所見(座談会)〕 長栄橋という国道1号に架かる橋が落橋した。これはベーリー橋ではない。ベーリー橋が架かる前に、横に船を並べて板を渡し人が通れる橋としたときの様子だと思う。ベーリー橋は、そのあと架けられた。 なお、ドラム缶工法は、海部郡の方で採用されたもので、長島町内では用いられなかった。 〔被災した方の所見(長島町)〕 長島町国道1号の落橋箇所にベーリー橋を架ける前の措置として、鉄船を横に並べその上に板を張ったもの(鉄船の橋)が架けられ、それが撮影されている。 <追加コメント> 桑名市街地を含め三重県北勢地域、愛知県弥富町から名古屋市の間は国道1号が不通になるなど大きな混乱が生じた。国道の被災状況、応急復旧工事などについては、伊勢湾台風復旧工事誌(上巻)(前者は3章、後者は5章)などに詳しく述べられている。