〔被災体験を持つ元建設省職員の方の所見(座談会)〕 複数の舟で粗朶沈床を囲み、捨て石を乗せる作業の写真である。破堤箇所の水深が深い場合、仮締切工事は、堤防法線の表側と裏側に粗朶沈床(粗朶を組みその上に石を投げ入れて沈める)を繰り返し沈めてプール状にした後、河床土をポンプ船で吹いて行った。海上の右側には、粗朶沈床の次便が控えている。なお、右側の舟は、吃水が浅く甲板の広い工業船で河川工事用に作られるもので、ダンベと呼ばれていた。