平成17年7月8日 国土交通省中部地方整備局 独立行政法人水資源機構中部支社 |
お 知 ら せ |
1.件 名 | 梅雨前線の通過による出水における岩屋ダムの洪水調節効果について | |||||||||
2.概 要 | 平成17年7月1日から4日にかけて、梅雨前線の通過により岐阜県は大雨に見舞われました。 木曽川水系馬瀬川の岩屋ダム流域では、流域平均総雨量約114mm(7月3日10時から4日23時まで)、時間最大雨量約9mm(4日6時)、3時間最大雨量約23mm(4日4時から7時)の降雨を記録しました。 岩屋ダムでは、この降雨により流入量が洪水流量(300m3/s)に達した4日9時50分から4日12時20分までの間、最大約316m3/sの洪水調節を行いました。 この洪水調節により、最大流入量約316m3/sを記録した4日10時50分には、下流基準地点(東沓部[ひがしくつべ]地点)において、約1.30mの水位低減があったものと推定され、下流河川の洪水を軽減しました。 |
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3.雨 量 | 流域平均雨量 約114mm(降り初めから累計値:3日10時から4日23時まで) ダム地点雨量 約143mm(降り初めから累計値:3日15時から4日23時まで) |
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4.岩屋ダム 洪水調節量 |
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5.下流基準地点での 効果推定値 |
岩屋ダム貯水池に洪水を貯留することによって、東沓部地点での実績最高水位は、3.21mでした。 岩屋ダムが貯留を行わなかった場合の東沓部地点での河川水位は約4.51mと推定されます。(この値は、東沓部地点の実績流量に、岩屋ダム地点の洪水調節量を加算して、算定した河川水位の推定値です。) その結果、東沓部地点で約1.30mの水位低減効果があったものと推定されました。 ※東沓部地点 岩屋ダム下流約9.3km、飛騨川本川合流前約7.5kmの地点 住所:岐阜県下呂市金山町東沓部字前田会津1458 |
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6.配 布 先 | 岐阜県政記者クラブ | |||||||||
7.問い合わせ先 | 独立行政法人 水資源機構 岩屋ダム管理所 所長代理(技) 田原 秀光 電話 0576−35−2339 国土交通省 中部地方整備局 木曽川上流河川事務所 流水調整課長 大塚 康司 電話 058−251−3234 |
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参考資料 | 岩屋ダム操作実績グラフ 東沓部断面(グラフ) 位置図(岩屋〜金山) |