1.件 名 |
伊自良川支川早田川における油流出事故の状況について |
2.発見日時
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平成14年10月21日(月)午前10時00分頃
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3.発見場所
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長良川支川伊自良川支川早田川排水機場周辺(岐阜市則武西地先)
(伊自良川に早田川が合流する地点)
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4.事故概要
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1. |
事故の探査・通報 |
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10月21日(月)午前10時頃、早田川排水機場の調節池に油膜が浮いていることを、機場操作のため機場に来た操作人が発見し、木曽川上流河川事務所に連絡が入った。直ちに、木曽川上流河川事務所、岐阜県で調査を実施した。 |
2. |
流出範囲等 |
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早田川が伊自良川に合流する樋門を中心に上流調整地内に幅10m長さ80m程度、樋門下流側(伊自良川側)10m四方程度で油膜が滞留していた。
木曽川上流河川事務所及び岐阜県の11時頃の河川巡視によると、上流早田川、下流伊自良川のいずれの地点でも、油膜は確認されず、流出範囲は樋門周辺部のみと思われる。 |
3. |
事故の原因 |
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現地調査の結果、早田川排水機場内の燃料小出槽(燃料をエンジンに送る手前のタンク)の管理用ドレーンパイプの上下端のふたつのバルブのうち、下端のバルブが開いていたため、ドレーンパイプ内にあったA重油(管内の容積から計算すると8リットル程度)が漏れだした。上流端バルブは閉じられていたため、燃料小出槽からの燃料流出は無し。
通常時、バルブは閉じられているはずであり、バルブがなぜ開いていたかは現在調査中。 |
4. |
流出物及び流出量 |
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流出物はA重油、流出量8リットル程度。 |
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5.対策状況
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1. |
河川流出対策 |
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排水機場樋門地点川表側にオイルフェンス1連、万国旗型オイルマット1連、排水機場樋門地点の堤内側調整池内にオイルマット・オイルフェンスをそれぞれ1連ずつ設置。
午前中で、川表側の回収はほぼ終了。
現在川裏側の回収作業を実施中。
なお、樋門操作のアンダーフローにより流出防止も同時に実施。 |
2. |
発生源対策 |
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排水機場内の重油の回収
11時30分回収作業終了。 |
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6.資 料 |
発生箇所の位置図(別紙−1) |
7.解 禁 |
指定なし |
8.配布先 |
岐阜県政記者クラブ |
9.問合せ先 |
国土交通省木曽川上流河川事務所
副所長 岡田 昌之
機械課長 今村 春光
調査課長 島本 和仁 |
TEL: 058-251-1125(調査課直通) |
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