平成14年9月16日から17日にかけて、寒冷前線の通過に伴い、岐阜県は大雨に見舞われました。
木曽川水系馬瀬川の岩屋ダム流域では、7月16日早朝から17日午後までに、累計約114mm(岩屋ダム流域平均雨量)の降雨を観測しました。特に、岩屋ダム地点における17日14時の時間最大雨量は約18mm、17日11時から14時までの3時間雨量は約37mmを記録しました。
この降雨により、岩屋ダムでは、17日13時58分に洪水流量(300m3/s)に達し、その後、流入量は、17日14時24分に最大約354m3/sとなりました。
岩屋ダムの貯水容量内への洪水貯留により、下流基準地点(東沓部(ひがしくつべ)地点)において、約1.5mの水位低減があったものと推定され、下流河川の洪水を軽減しました。
なお、今回の出水をダムに貯留することにより、貯水容量にして、約6,500千m3の貯留を行ない、利水容量は28,698千m3、貯水率は46.4%(前日比+10.5%)まで回復することができました。
|