1.件 名 |
平成14年7月10日の台風6号による出水状況と長良川河川改修による岐阜市忠節地点(河口から50.2km)の水位低下効果について
<岐阜市域下流部の河川改修により9.12災害(昭和51年9月)と比べ水位低下効果は約0.6m>
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2.概 要 |
国土交通省木曽川上流河川事務所では、河川管理の一環として洪水時の水位流量観測を行っています。今回の台風6号による激しい降雨のため、長良川(本川)忠節地点では、水位が標高約16.5mに達し、同地点の出動水位
標高約16.06m(水防団員の出動を通知する水位)を超えました。 また、同地点における最大流量(速報値)は毎秒約5,000m3となりました。
今回と同じ流量が9.12災害があった昭和51年当時の河道に流れたと仮定(※)したところ、当時の河道の状況ならば忠節地点における水位が標高約17.1mだったものが、今回は標高約16.5mと約0.6m低下しています。
これは、河渡・鏡島地区(岐阜市)の引堤や砂利採取(昭和51年以降に約110万m3)などにより、岐阜市域下流部の河積が増大したことによるものと考えられます。
なお、長良川の出水状況について分析を行った結果、警戒水位継続時間は、12時間から9時間に短縮されたものと推定しましたので、お知らせします。
(※)昭和51年(1976年)9月出水時の河道条件の場合に、今回の洪水量約5,000m3/sが流れた場合の水位を推定しました。 |
3.資 料
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別紙
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4.解 禁 |
なし |
5.配
布 先 |
岐阜県政記者クラブ |
6.問合せ先 |
国土交通省中部地方整備局木曽川上流河川事務所
副所長 笹森 伸博 TEL.058-251-1321(Ext.207) |
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