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平成14年7月12日
 
 
国土交通省中部地方整備局
木曽川上流河川事務所

お 知 ら せ(速 報)


1.件  名

台風6号による出水状況と長良川浚渫(しゅんせつ)による水位低下効果について
《長良川河口堰に伴う浚渫(しゅんせつ)による水位低下効果は約1.3m》

2.概  要  国土交通省木曽川上流河川事務所では、河川管理の一環として洪水時の水位流量観測を行っています。台風6号の影響による激しい降雨により、平成14年7月10日に長良川では、河口から約39.2km地点の岐阜県安八郡墨俣町付近での最大流量は毎秒約4,100m(速報値)となりました。 長良川の出水状況について分析を行った結果、長良川河口堰建設に伴う浚渫(しゅんせつ)工事による水位低下効果は約1.3m、警戒水位継続時間は、10時間から4時間に短縮されたものと推定しましたので、お知らせします。

3.資  料

別紙

4.解  禁 なし
5.配 布 先 中部地方整備局記者クラブ 岐阜県政記者クラブ
6.問合せ先
国土交通省中部地方整備局木曽川上流河川事務所
副所長 笹森 伸博 TEL.058-251-1321(Ext.207)



長良川浚渫(しゅんせつ)による水位低下効果
(平成14年7月10日出水:墨俣地点)

 平成14年7月10日の出水は、墨俣地点(河口から39.2km)流量で最大約4,100m3/s(速報値)でした。長良川の河道浚渫(しゅんせつ)以前の昭和40年代の主な出水記録から、今回の出水に比較的規模の近い昭和47年7月(最大流量 約4,800m3/s)時の出水について、今回と同じ流量が流れたと仮定した場合の墨俣地点での水位を推定し、今回の出水と比較してみました。
 その結果、墨俣地点(河口から39.2km)では、今回の出水では河道浚渫(しゅんせつ)前に比べて約1.3mの水位低下効果があったものと推定されます。