平成13年5月17日
国土交通省中部地方整備局
木曽川上流河川事務所

お 知 ら せ


1.件  名 国土交通省木曽川上流河川事務所渇水対策支部の設置について

2.概  要 東海地方では少雨傾向が続いており、名古屋地方気象台の発表では今後1ヵ月の降水量は平年並もしくは平年より少ないという予報です。このままの状態が続くと牧尾ダム及び岩屋ダムが渇水する恐れがあり、河川管理者として万全の対応をはかるために、木曽川上流河川事務所では5月17日16時に「木曽川上流河川事務所渇水対策支部」を設置します。
今後、ダムの状況が好転するまでの間、この体制のもとに管内河川の状況及び各利水者の取水実態、降水状況を的確に把握して、渇水対策を推進していくこととします。
木曽川水系牧尾ダム(長野県木曽郡三岳村)近傍の国土交通省王滝(おうたき)雨量観測所地点(長野県木曽郡王滝村)の4月の累計雨量は58mmで平年の25%と昭和26年の観測開始以来、第2番目に少ない雨量となっており、5月の降水量についても56mm(16日現在)と4月と同様の状態が続いています。
また、木曽川水系岩屋ダム(岐阜県益田郡金山町)近傍の国土交通省和良(わら)雨量観測所地点(岐阜県郡上郡和良村)においても、4月の累計雨量は36mmで平年の15%と昭和25年の観測開始以来、最低の雨量となっており、5月の降水量についても56mm(16日現在)と4月と同様な状態が続いています。
このため、牧尾ダム及び岩屋ダムの貯水量は例年に比べて非常に少なく、牧尾ダム関連用水では5月2日から第1次節水(節水率:農業用水10%、水道用水:5%、工業用水10%)を実施しています。
また、木曽川における利水上の基準地点である成戸(なると)地点(岐阜県海津郡海津町)流量が、取水制限流量50?/sを下回ったため、今後ダムからの放流量を増加させる必要があります。

3.解  禁 指定なし

4.同時配布 中部地方整備局記者クラブ・岐阜県政記者クラブ・三重県政記者クラブ

5.問い合わせ先 国土交通省中部地方整備局 木曽川上流河川事務所
副所長 笹森 伸博   TEL(058)251−1321  内線 205