ハリヨ |
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湧水帯エリアのシンボルとなる生きもの |
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ハリヨの特徴 |
全長5〜7cmくらい。オスが水草などを材料にしてトンネル状の巣をつくり、繁殖することが知られています。 年間を通じて水温が15度前後で安定した湧水地や、その周辺の流れの緩やかな河川に生息しています。 ハリヨを守ることは、湧水地や湧水域をもつ河川の生態系を守ることにつながります。ハリヨは、環境省第4次レッドリスト(汽水・淡水魚類)で、絶滅危惧IA類に指定されています。 日本では、岐阜県、三重県、滋賀県の一部に分布していましたが、三重県では絶滅してしまいました。岐阜県産と滋賀県産のハリヨでは形態や生態、遺伝的にも異なることがわかっています。 岐阜県海津市の清水池周辺は「津屋川水系清水池ハリヨ生息地」として国の天然記念物に指定されています。 ハリヨの生息を脅かす要因としては、生息環境の消失や劣化、外来生物による影響、密漁があげられます。また、不適切な放流が行われると、遺伝子の交雑が起こります。 |
ハリヨ保全団体リスト |