器から器へ 美濃焼食器の資源再生

グリーンライフ21プロジェクト

▲美濃リ食器「土色彩生」のライフサイクル

 「美濃焼産業」に携わるメーカー、商社、研究機関等が「環境負荷軽減型飲食器の開発」をテーマに「クリーンライフ21プロジェクト」を組織し、一般家庭に眠る不要食器や産地の規格外食器を回収し、それを資源として再生し、製品化している。
 この再生技術は国内でも最初のもので、資源循環技術の確立は地域産業の活性化、ゴミ問題対応等様々なキーワードで注目されている。また、商品価値を高め、デザイン・機能性を重視した食器類は「土色彩生」というブランド名でグッドデザイン賞を受賞している。

▲リサイクル土で“遊ぶ”親子「焼きものづくり」 ▲“集”の器[皿、深皿、スープ、楕円皿、ポット、カップ、碗]

活動の経緯

平成9年6月 岐阜県内陶磁器製造業9社と岐阜県セラミックス技術研究所が任意団体として「グリーンライフ21プロジェクト」を設立
活動開始
平成11年11月 第4回エコマテリアル国際会議(岐阜市)研究発表
平成12年7月 ホームページ開設
E-mailによるモニター調査実施
平成12年9月 「土色彩生」商標登録
平成12年10月 リサイクル推進功労者表彰「通商産業大臣賞」受賞
平成12年12月 岐阜県廃棄物リサイクル認定製品に認定
平成13年10月 グッドデザイン賞特別賞エコロジーデザイン賞受賞及び大賞候補ノミネート
平成13年12月 国内複数箇所における陶磁器食器回収拠点を開設
平成14年6月 6年度スタート 現在同地域30社の陶磁器用製土、製造、販売、粉砕等に係わる企業、県内公設試験研究機関が構成。大学や生活団体から支援を受ける。
平成14年10月 第6回国際陶磁器「審査員特別賞」受賞

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