英虞湾の再生に向けた干潟・アマモ場の造成実験

英虞湾再生コンソーシアム

▲干潟実験場の完成

▲真珠養殖排出物 ▲ボランティアによる造成作業

 近年、水質や海底の汚濁が進んでいる英虞湾を再生するために市民、一般企業、行政が一体となって取り組んでいる環境再生活動である。浚渫事業で発生した「浚渫土」には、生物の栄養となる有機物が豊富に含まれているため、干潟生物の有用な資源となり、真珠養殖の過程で大量発生する排泄物も資源として人口干潟に再利用している。また、アコヤガイの貝殻を利用した「アマモ場」の再生にも取り組んでいる。
 これら資源循環型の干潟づくりやアマモ場再生実験は、良好な成果が得られており、新しい環境活動として注目されている。

活動の経緯

平成12年9月1日 干潟造成区域の水質・底質・底生物事前調査
平成12年9月4日 干潟造成工事開始
平成12年9月25日 市民ボランティア参加による干潟材の撒き出し(県内外から20名参加)
平成12年10月12日 立神小学校生徒によるアサリの放流
干潟工事完成
平成13年2月23日 「英虞湾の再生を考えるシンポジウム」開催(県内外から約230名参加)
平成13年5月1日 アマモ場再生実験開始
平成13年5月27日 三重県環境フェアにて環境創造活動について講演
平成14年5月31日 土木学会環境賞受賞
平成14年6月1日 三重県環境フェアにて干潟・アマモ場再生実験の展示、三重県環境功労賞受賞
平成14年4月 干潟造成後追跡調査 (平成12年10月より開始、8回実施)

【戻る】