矢作川の小さな見張り番
─透視度測定10,000日をめざして─

愛知県豊田市立西広瀬小学校
▲登校時の採水風景 ▲pH測定


 昭和40年代後半からの矢作川・飯野川上流の陶土採掘により白濁した川を「泳いだり、遊べる川にしたい」との願いから、豊田市立西広瀬小学校の児童(5、6年生)が昭和51年7月から当番制で毎日、登校時に矢作川、飯野川及び合流点の3ヶ所で採水し、透視度を測定施設「清流の塔」で測定している。
 その測定結果は、「清流の塔」に掲示するとともに、即日豊田市役所にファックスで送り、市役所ロビーに表示している。これにより市民等に水質浄化の関心を高めているとともに、矢作川の水質汚濁防止にも大きく貢献している。
 この活動は、今日まで26年間、雨の日も風の日も休むことなく続けられており、来年の11月18日の透視度測定10,000日をめざしている。
▲透視度測定 ▲測定施設「清流の塔」
▲児童のゴミ拾い ▲水質調査のデータ

活動の経緯

昭和50年7月 飯野川清掃開始
昭和51年7月 矢作川・飯野川の透視度測定を開始
昭和51年7月 ゲンジボタルの飼育を開始
昭和60年8月 ホタル小屋全面改修
平成2年3月 透視度測定5,000日達成
平成6年7月 水生生物調査開始
平成7年8月 ホタル・川魚飼育舎完成(ログハウス)
平成10年10月 もくもくけむり調べ開始(産業廃棄物処理場の煙)
平成12年12月 ミニメダカ池完成
平成13年2月 透視度測定9,000日達成

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