国土マネジメント部門
 清水港・みなと色彩計画による景観形成
清水港・みなと色彩計画推進協議会

日本三大美港のひとつである清水港は、物流・工業機能の拡大に伴い、老朽化した施設が建ち並び、色に統一性もなく殺伐とした港となってきた。このため、色彩の面から個性的で魅力にあふれ、活気と潤いのある港とするため、官学民が一体となり自然環境と調和し、地域の機能と特性にあった色彩計画を推進することとなった。地域特性を踏まえた配色基準を策定し、協議会・アドバイザー会議が組織され、塗り替え時期に色彩計画の提案・指導を行ってきた。10年間に及ぶ積極的な活動の結果、自然環境と人工構造物の色彩が調和し、名実共に我が国を代表する美しい港に変貌しつつある。
色彩計画「三保地区工場内」
色彩計画「コンテナクレーン」 色彩計画 「ライトアップされた中電煙突」
平成7年2月撮影 清水港全景

 活動の経緯

平成4年 清水港色彩基本計画策定
「清水港・みなと色彩計画推進協議会」
「アドバイザー会議」発足
清水港管理局新1号上屋(新築)等29施設をはじめ、以下のとおり順次色彩計画を実施
平成5年  中部電力煙突、石油タンク等34施設
平成6年  フジ製糖工場及び事務所等24施設
平成7年 コンテナクレーン6号機(新築)等30施設
平成8年  ニューマチックアンローダ2号機(新築)
機械式アンローダ等22施設
平成9年  興津国際交流センター(新築)など32施設
平成12年度末までに260件の新築・塗り替えが完了(進捗率80%)