社会貢献部門
 「ふるさとの環境保全に取組む中小建設業」
 の創造をめざして

株式会社 山辰組

近年、環境保全に対する社会的関心や気運は高まるものがあり、地域の建設業だからこそ出来る、ふるさとの自然環境保全への取り組みを提案した。発注機関へのPR活動はもとより、新製品・新工法の紹介の場に積極的に参加し、中小建設業者でもこのような製品や工法の開発に取り組んでいることを知っていただくことが地域のイメージアップにつながる。自然石ブロックの使用や現場発生したコンクリート殻等を「リサイクル」する方法も提案し、コスト縮減にも貢献している。
棚田式魚道
(魚類がどこからでもそ上できる特徴を持つ)

自然石張ブロック
山あいの護岸工に採用
岐阜大学での原型魚道実験状況

 活動の経緯

平成3年 環境製品「自然石ブロック・シリーズ」開発を始める
平成4年 多自然工法「ふるさとの自然に捧げるひとつの提案(手づくり提案書)」制作、PR開始
平成8年 建設業者が二次製品業者の協会「日本自然石ブロック協会」設立(全国展開の基礎をつくる)
平成9年 岐阜県立池田高校にて「環境を守る中小建設業」について生徒600人に講演
平成11年 社内にて稀少種探索隊を結成。地域内に生息する稀少種を数種類発見
平成12年 全国120社のうち建設業者では初めて「日本ビオトープ協会」に正会員として入会
平成12年 建設技術フェア2000in中部にて棚田式魚道を建設省木曽川上流工事事務所と共同出展
平成13年 NHKニュース10にて棚田式魚道が紹介される
平成13年 自社で開発した自然エネルギーを使用する「ハイブリッド・エコポンプ」を国内大手メーカーとタイアップし提案を開始する
平成13年 除草工事から刈り草の焼却作業を無くした工法「リ・アースシステム」提案中