社会貢献部門
 矢作川環境技術研究会
研究会委員(株)大林組

三河湾に注ぐ矢作川は、愛知・岐阜・長野圏を含み流域内人口140万人を抱えています。
高度経済成長期に矢作川沿岸水質保全対策協議会を組織し、水質保全を目標に公害運動を展開しました。
昭和50年代、「流域は一つ運命共同体」を基に上下流の住民交流、事業所の排水規制、秩序ある開発を求めるという活動に発展しました。
本研究会は、この「矢作川方式」が優れた流域管理手法として定着した中で、環境保全に配慮する施工技術が不可欠であることから、理念の普及及び施工を支援する環境技術の体系化を図ることを目的として設立されました。
構成は、矢作川流域及び周辺に於いて建設工事に携わり、本研究会の目的に賛同して入会した団体で、年度毎に役員(会長、委員、幹事)を選任して運営しています。
上:濁水処理・仮設凝集沈殿池
中:濁水対策検討推進、右上:攪拌水路、右下:矢作川環境技術研究会

 活動の経緯

昭和61年11月  矢作川環境技術研究会設立
公開研究「第1回矢作川環境技術セミナー」を開催
(以後、公開研究発表会として毎年開催)
昭和62年12月  内藤連三編著「水は生きている 〜共存の条件を求めて・矢作川方式〜」(風媒社)を発行する(全国主要書店で販売)
平成2年11月  「第1回現地研修会」を開催(以後毎年開催)
平成6年6月  矢作川環境技術研究会編「濁水に挑む〜矢作川方式の技術〜」(中日出版社)を発行する(全国主要書店で販売)
平成11年3月  交流事業支援実施(明智町へ寄付)
平成11年9月  内藤連三監修・矢作川環境技術研究会編「濁水に挑むPART2 〜矢作川方式と環境保全〜」(中日出版社)を発行する(全国主要書店で販売)