活動主体 |
協議会等名 |
伊勢二見地域観光交流推進協議会 |
構成市町村 |
伊勢市
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運営体制 |
(社)伊勢市観光協会、伊勢旅館組合、二見町旅館組合、伊勢商工会議所、近畿日本鉄道(株)、東海旅客鉄道(株)、三重交通(株)、NPO法人伊勢河崎まちづくり衆、外宮にぎわい会議、NPO法人神社みなとまち再生グループ、NPO伊勢「海の駅・川の駅」運営会議、NPO法人二見浦・賓日館の会、NPOまちづくり検討会議、宇治地区渋滞対策会議、三重県伊勢農林水産商工環境事務所、伊勢市 |
活動目的 |
活動の背景 |
伊勢二見地域は、神宮や夫婦岩などの歴史的、文化的な資源や自然的な資源を有する観光地として栄え、年間約600万人の観光客を迎えている。
しかし、近年、これまでの団体型から家族・友人を中心とした個人・小グループ型へ、また、目的も見る観光から体験する観光へと観光ニーズも多様化し、さらには、USJやラグーナ蒲郡における新規の観光産業の台頭などによって、当地域の観光入込客は緩やかな減少傾向にある。 |
活動の目的 |
この現状がこれ以上悪化しないように、あらゆるまちづくり団体の支援を行い、活動を活性化させることにより観光入り込み客数を5年後には650万人にすることを目的とする。 |
活動のテーマ |
あまねく人々を癒す『心のふるさと伊勢二見』〜多様な楽しみの創造〜
《伊勢市駅前・外宮前地区》
神話と匠の世界が感じられる歩いて楽しい快適空間づくり
《河崎問屋街地区》
伊勢の台所 “河崎文化”が息づく快適空間づくり
《みなとまちづくり(宇治山田港及びその周辺)地区》
歴史文化あふれるみなと快適空間づくり
《二見町旅館街地区》
“茶屋再生”〜そぞろ歩きの似合うまち〜 |
活動概要 |
主な取り組み |
本計画を推進するためには、市民、民間事業者、行政、観光協会、ボランティアやNPOなどの相互連携が不可欠である。これら観光に関わる人や組織、団体の役割を分担し、互いに協力しながらパートナーシップによる取り組みを進める。また、当該地域に暮らす地域住民自らが、観光地としてのまちづくりを担う一員であることの自覚を持つことが重要である。そのためには、NPO団体を中心とし、行政が主催する「まちづくりフォーラム」や「住民参画によるまちづくり活動」、さらには「地域住民主体のまちづくり活動」等、各種まちづくり等に関する参画の機会があれば積極的に参加し、自らが住む町についてのあり方や観光産業との共存等について考え、行動していく。
《伊勢市駅前・外宮前地区》
・ボランティアガイド・語り部の育成とガイドマニュアルの作成
・神話の世界が体験できる歩いて楽しいまちなみづくり
・サイン・案内板の整備
・春秋の伊勢楽市の開催
・外宮さんゆかたで千人お参りの開催 等
《河崎問屋街地区》
・建物やまちなみ保全のためのルールづくり
・空家・空土蔵の活用
・河崎の案内及び情報発信
・河崎商人市・だいどこ市の開催
・河崎『川の駅』駅舎整備
・古くて新しい河崎の文化の継承と創造 等
《みなとまちづくり(宇治山田港及びその周辺)地区》
・木造船技術伝承・記録保存事業(伊勢船型復元木造船建造)
・舟参宮の復活(セントレア〜伊勢市の海上タクシー実現)
・伝統行事の篠島「太一御用」御幣鯛船歓迎
(南知多町篠島との地域間交流)
・二軒茶屋『川の駅』、神社『海の駅』駅舎整備
・海の体験・交流イベントの開催、マリン・生涯学習 等
《二見町旅館街地区》
・街なみ環境整備(道路の美装化、電柱のカラー化、サイン整備)
・街なみ修景施設整備助成事業
・歴史的建造物 賓日館の保存整備と運用
・二見七夕まつり・おひなさまめぐりin二見の開催 等 |
成果 |
各まちづくり団体が、社会実験的にいろいろなイベントや調査活動に取り組んでいただいた。その結果、各団体が自分たちの活動に自信がつき、あらゆる行事への参画が活発になった。
また、広域で取り組むことにより、各団体間の情報交換ができ、地域住民のまちづくり意識が向上した。継続して、もしくは活用して行われる取組みも増え、地域住民の理解を得ながらすすめている。 |
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今後の展開 |
本地域は、伊勢神宮をはじめとする歴史文化資産、伊勢志摩国立公園に代表される自然環境と、豊富な観光資源を有する地域である。関西国際空港、2005年に開港した中部国際空港と、国外からのアクセス手段も充実しつつあることに加え、2005年から2013年式年遷宮に向けた諸行事(2005年山口祭、2006年第1次お木曳き行事、2007年第2次お木曳き行事、2009年内宮宇治橋渡始式)が執り行われている。
日本の精神文化発祥の地として、国内だけでなく国外からの観光客も視野に入れた地域づくりを目指すため、これまでの観光拠点施設だけでなく、神宮中心に栄えた本地域の資源を掘り起し、面的な資源の整備を進めるとともに、住民と観光客とが互いに交流しあうことに視点をおき、住民を中心としたもてなし体制を充実させ、「癒しの空間」を形成して行く。
この空間を核として、現在、伊勢市は、「三重県観光連盟」、「伊勢志摩観光コンベンション機構(6市町)」、「伊勢熊野観光連絡協議会」の会員として、さらに有機的な誘致宣伝活動につなげて行く。 |