===================================================================== 中部圏インフラ用ロボットコンソーシアム会員の皆様へ ===================================================================== 中部圏インフラ用ロボットコンソーシアム事務局 の 田口 です。 「中部インフラロボ通信 vol.20」をお届けします。 「中部インフラロボ通信」は、中部圏インフラ用ロボットコンソーシアム会 員の皆様とのインフラ用ロボットに関する様々な情報の共有を目的に発信し ます。  会社内の関係部署の方にも転送等していただければ幸いです。 ┏ INDEX ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃■01 平成28 年度からi-Construction で建設現場が変わります! ┃   新たに導入する15の新基準について ┃   〜平成28 年4 月からのICTの全面的な活用に向けて〜  ┃ ┃■02 平成27年度次世代社会インフラ用ロボット現場検証・評価結果の ┃ 公表について   ┃    ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□01 平成28 年度からi-Construction で建設現場が変わります!     新たに導入する15の新基準について     〜平成28 年4 月からのICTの全面的な活用に向けて〜   □■ ────────────────────────────────────  国土交通省では、土工における調査・測量、設計、施工、検査のプロセスにお いて、現在の紙図面を前提とした基準類を変更し、3次元データによる15の新基 準を平成28年4月より導入します。  これら基準の導入により、ドローンによる3次元測量とICT建機による施工 が拡大し、検査日数と検査書類が大幅に短縮・削減します。 1.3次元データによる15の新基準 <調査・測量、設計>   @UAVを用いた公共測量マニュアル(案)【新規】   A電子納品要領(工事及び設計)【改訂】   B3 次元設計データ交換標準(同運用ガイドラインを含む)【新規】 <施工>   CICTの全面的な活用の実施方針   D土木工事施工管理基準(案)(出来形管理基準及び規格値)【改訂】   E土木工事数量算出要領(案)【改訂】(施工履歴データによる土工の出来高算出要領(案)【新規】を含む)   F土木工事共通仕様書 施工管理関係書類【新規】   G空中写真測量(無人航空機)を用いた出来形管理要領(土工編)(案)【新規】   Hレーザースキャナーを用いた出来形管理要領(土工編)(案)【新規】 <検査>   I地方整備局土木工事検査技術基準(案)【改訂】   J既済部分検査技術基準(案)及び同解説【改訂】   K部分払における出来高取扱方法(案)【改訂】   L空中写真測量(無人航空機)を用いた出来形管理の監督・検査要領(土工編)(案)【新規】   Mレーザースキャナーを用いた出来形管理の監督・検査要領(土工編)(案)【新規】   N工事成績評定要領の運用について【改訂】 詳細は、国土交通省本省HPをご覧ください。 http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo15_hh_000150.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□02 平成27年度次世代社会インフラ用ロボット現場検証・評価結果の 公表について □■ ────────────────────────────────────  国土交通省及び経済産業省は、労働力不足が懸念される中、今後増大するイン フラ点検を効果的・効率的に行い、また、人が近づくことが困難な災害現場の調 査や応急復旧を迅速かつ的確に実施する実用性の高いロボットの開発・導入を促 進しています。  昨年5月、「維持管理」及び「災害対応」に役立つロボットの公募を行い、10 月より、70のロボット技術について、国土交通省直轄現場等の12箇所で現場 検証を行って参りました。  今般、産学官の専門家からなる「次世代社会インフラ用ロボット現場検証委員 会」により、「現場検証・評価の結果」がとりまとめられましたのでお知らせ致 します。 ■対象数:全70技術  (実用検証:58技術,要素検証12技術)      ※下記()内の件数も同様  維持管理  橋梁:21技術(17,4)、トンネル13技術(10,3)、水中13技術(12,1)  災害対応  災害調査:15技術(12,3)、災害応急復旧:8技術(7,1) ■現場検証・評価の結果の全体概要:  今回は現場検証の2年目であり、維持管理及び災害の5分野全てで、昨年度に 比べ大幅な技術向上が確認され、今後の試行や活用が推薦され、また、今後の試 行や活用のための課題も示されました。  ∇維持管理分野(橋梁、トンネル、水中)では、幾つかの技術で、「試行的導   入を推薦」、「試行的導入に向けた検証を推薦」と評価された。  ∇災害分野(調査、応急復旧)では、幾つかの技術で、「活用を推薦する」と   評価された。  →5分野毎の現場検証・評価の結果(概要)は、『別添1〜5』に記載。  <専用ポータルサイト> http://www.c-robotech.info/ にて動画も配信中!  詳細は、国土交通省HPより、添付資料等を確認してください。  http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo15_hh_000149.html