建設ICT導入普及研究会総会(第3回)

建設ICT導入普及研究会総会(第3回)を開催しました
平成25年2月25日(月)10:00より、約170名の参加のもと、建設ICT導入普及研究会総会(第3回)を開催いたしました。

今回の総会では、事務局から
  • 建設ICTの直轄工事への導入状況と導入理由、各技術の施工事例及び効果・課題について
  • 見学会や講習会など、技術普及に関する実施状況について
  • 3次元データの設計段階から施工段階への流通に関する検討結果について
等を報告するとともに、各WG-PTの今後の方針について提案いたしました。

また、関係機関から、建設ICTに関する取組みとして、
  • 国土交通省から、情報化施工普及の状況と、平成25年度からの一般化推進について
  • 国土技術政策総合研究所から、TSを用いた出来形管理技術(舗装工事)の検証結果について
  • (一財)日本建設情報総合センターから、CIMの概念と今後の展開について
の発表をしていただきました。

マネジメント委員からは、
  • 施工から出来形確認まで全般的に良くできている。施工者希望型の導入事例が増加した事は目指す方向に近付いていると思われる。
  • 研究会発足当初の目的について、出来たことと出来ないことを確認し、その原因をふまえ今後を検討してほしい。
  • 施工については期待できる工種から導入が進んでいるが、今後の他工種への拡大については議論が必要と思われる。
  • 地方自治体での導入も望まれる。現在のところ実績は十分ではないが、今後の見通しはどうなのか。どこまでの展開とするのか。
  • 土木の学生たちが興味をもつような技術・として、さらに小中学生、親御さんたちに対する広報も期待する。
  • CIMと建設ICTとは何が違うのか。それぞれの範囲、着眼点とその目指すところは何か。
  • 今後、もう少し会員参加型のイベントや参加メンバーを増やす努力が必要。
などのご意見をいただきました。

ご参加いただきました皆様ありがとうございました。総会の際いただいたご意見等のうち主なものへの回答を本ページ下部に掲載しておりますのでご覧ください。また、ご参加いただけなかった皆様もぜひ会議資料に目を通していただき、ご意見など事務局までお寄せください。

【開催状況】
会場の様子 開会挨拶
発表状況 マネジメント委員


【CPDS認定:2unit】
建設ICT導入普及研究会総会(第3回)
【開催日時】 平成25年2月25日(月)10:00~12:00  
【開催場所】 中部地方整備局 8階共用大会議室(名古屋市中区三の丸二丁目5番1号 名古屋合同庁舎第2号館)  
【議事次第】
1.開会
2.挨拶
3.推進戦略に基づく全国での取組み
(1)平成25年度以降における情報化施工の普及推進等について
国土交通省 総合政策局 公共事業企画調整課
【資料3-1】
(2)新たなTS出来形管理(舗装工事編)の検証
国土交通省 国土技術政策総合研究所 高度情報化研究センター
【資料3-2】
(3)一般財団法人 日本建設情報総合センターでのCIMの取組み報告
一般財団法人 日本建設情報総合センター 研究開発部 建設ICT推進グループ
【資料3-3】
4.中部地整における建設ICT導入普及の取組み 【資料4-1】
各WG-PTからの報告 【資料4-2】
【資料4-3】
【資料4-4】
5.意見交換
6.閉会
<参考資料>
盛土施工の効率化と品質管理の向上技術に関する研究(当日発表はございません)
独立行政法人土木研究所 先端技術チーム
【資料5】
<参考資料>
設計から施工へのデータ流通に関するルール(案)(H25.3.29掲載)
3次元データの流通手法検討会
【資料6】

アンケートに記入いただいた感想・意見・要望に対する回答
総会で実施したアンケートでいただいた多くのご意見やご質問に対するQ&Aを作成しました。
同様のご意見やご質問はまとめています。
これからも、ご意見・ご要望等ありましたら研究会まで連絡ください。

アンケートに対するQ&A