@高山市の遊休施設である旧教員住宅を
冬季高齢者専用住宅「のくとい館」に改装し、開設。
介護を必要とする高齢者を対象とした福祉施設ではなく、自立生活が可能な高齢者を対象に、豪雪地帯特有の日常生活の不安を取り除いた安全・安心な暮らしを提供することを目的とした。
冬季に不安を抱えながら生活している高齢者が集まり、「のくとい館」を活用し共同生活を行う。
●入居者数:11人(最大で16人が入居可能)
●入居費用:12,000円/ 月
●開設期間:12月〜3月の4ヶ月間
●提供サービス:
各入居者に対し、1部屋(こたつ、石油ストーブ、テレビ、ふとん、ベット付)、朝・夕の食事、光熱水費(電気・水道・ガス・灯油)を提供。
A他地域の若者などを募り、冬季間の除雪ボランティア
組織を結成。「のくとい館」入居者の家屋の雪下ろし
などを実施。
対象である高根地域は降雪量が多く、家の雪下ろし作業が必要となるが、高齢者には重労働であるとともに危険性が高い。また、家の雪下ろしが心配なことが「のくとい館」に入居できない理由の1つとなっていたため、高齢者の不安解消や「のくとい館」入居への弊害の取り除きを目的とした。
冬季に不安を抱えながら生活している高齢者が集まり、冬季高齢者専用住宅を活用し共同生活を行う。
●募集:高山市内の住民
●期間:雪下ろし時期に瞬時に対応
●活動内容:
3組の班編成(ボランティア2名、指導者1名)を行い、独居・高齢者で希望する家の雪下ろしを実施した。
B現在活動している高齢者でつくるグループを活用し、
流木オブジェや寒干し大根などを高根地域の新たな
特産品とし、販路の拡大を図ることで、高齢者の
生きがいの創出を図る。
対象とする高根地域の高齢者は、夏季は農繁期で忙しく畑仕事等を行っているが、降雪が多い冬季は畑仕事もできず特に仕事がなく家に閉じこもることが多い。そのため、地域特性である寒さと標高の高さを活かし、他地域では真似できない『寒干し大根』を生産し、特産品として売り出すことやオブジェづくりなどによる生きがい創出を目的とした。
高根地域の高齢者グループのメンバーを中心として、大根の作付けから袋詰めまでの作業を行った。生産した「寒干し大根」は、地元スーパーや道の駅等での販売を試みた。
●参加者:6人(地域の高齢者グループのメンバー)
●生産期間:8月下旬〜3月下旬
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