第1編 共通編
第2章 材料

第2節 工事材料の品質及び検査(確認を含む)
  1. 請負者は、ポストテンションの、PC鋼線・PC鋼棒については、機械試験(引張
試験)を各々1回(1片)行わなければならない。
  2. PC鋼材の試験はJISZ2241(金属材料引張試験方法)に準じて行い、試験結果を
整備・保管し、監督職員の請求があった場合には直ちに提示するとともに、検査時に
提出しなければならない。

第4節 石
 特仕2-4-2 雑割石
  雑割石の控長は35cm級とする。
 
 特仕2-4-6 その他の砂利、砕石、砂
  クラッシャラン(C−40)及び再生クラッシャラン(RC−40)の品質規格は、「共
仕」第1編3-6-2アスファルト舗装の材料第7項の規定によらなければならない。

第5節 骨材
 特仕2-5-2 セメントコンクリート用骨材
  1. 砂防工事に用いるコンクリートのうち、最大寸法80oの粗骨材の粒度は、表2−
1の規格に適合するものとする。
なお、粗骨材は、大・小粒が適度に混合しているもので、その粒度は次表の範囲
を標準とする。また、ふるい分け試験は、JISA1102によるものとする。
     
    表2−1 粗骨材粒度の標準


第7節 鋼材
 特仕2-7-2 構造用圧延鋼材
  土留に使用する波型鋼板は、JISG3101−SS330(黒皮品)の規格に適合したライナープレートとする。
 
 特仕2-7-11 鉄網
  ラス張に使用する金網はヒシ形(2o(14#)×50oめっき仕様)で、その規格及び
品質はJISG3552(ヒシ形金網)の規格に準ずるものとする。
 
 特仕2-7-20 鋼材規格
  1. エキスパンション用異形スタッド(NSD400)の品質規格は表2−2のとおりとす
る。
     
    表2−2 異形スタッド(NSD400)の品質規格

機械的性質 化学成分
引張強さ
sf/o
(N/o)
降伏点
sf/o
(N/o)
伸び
試験片
41〜56
(400〜550)
24以上
(235以上)
20以上 JIS Z 2201
4号標点距離
L=4D
0.2以下 0.3〜0.9 0.040
以下
0.040
以下

第9節 セメントコンクリート製品
 特仕2-9-1 一般事項
  1. 請負者は、コンクリート構造物及びコンクリート工場製品については、アルカリ骨材反応抑制対策を実施しなければならない。ただし、長期の耐久性を期待しない仮設構造物については除く。
  2. 請負者は、構造物に使用するコンクリートは、アルカリ骨材反応を抑制するため、次の3つの対策の中のいずれか1つについて確認をとらなければならない。なお、土木構造物については、(1)、(2)を優先する。
  (1) コンクリート中のアルカリ総量の抑制
 アルカリ量が表示されたポルトランドセメント等を使用し、コンクリート1m3に含まれるアルカリ総量NaO換算で3.0s以下にする。
  (2) 抑制効果のある混合セメント等の使用
 JIS R 5211高炉セメントに適合する高炉セメント[B種又はC種」あるいはJIS R 5213フライアッシュセメントに適合するフライアッシュセメント[B種又はC種」、もしくは混合材をポルトランドセメントに混入した結合材でアルカリ骨材反応抑制効果の確認されたものを使用する。
  (3) 安全と認められる骨材の使用
 骨材のアルカリシリカ反応性試験(化学法またはモルタルバー法)注)の結果で無害と確認された骨材を使用する。
  3. 請負者は、海水または潮風の影響を受ける地域において、アルカリ骨材反応による損傷が構造物の安全性に重大な影響を及ぼすと考えられる場合(2.(3)の対策をとったものは除く)には、塩分の浸透を防止するための塗装等の措置方法について監督職員と協議しなければならない。
  注) 試験方法は、JIS A 1145骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(化学法)またはJIS A 5308(レディーミクストコンクリート)の付属書7「骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(化学法)」、JIS A 1146骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(モルタルバー法)またはJIS A 5308(レディーミクストコンクリート)の付属書8「骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(モルタルバー法)」による。

 特仕2-9-2 セメントコンクリート製品
  1. 遠心力鉄筋コンクリート管は、JISA5303の外圧管1種及び2種とする。
請負者は、設計図書に明示された場合を除き、B型管(ソケット管)を使用しなけ
ればならない。
  2. RC杭の杭先端部は、普通型(閉塞型)とする。
  3. コンクリートブロックの規格は、設計図書に明示された場合を除き、JISA5323表
−1(ブロックA)及び表−2によるものとする。
  4. 側溝蓋は工場製作とし、コンクリートの設計基準強度はσ28=24N/o2、鉄筋はS
D−295Aとする。なお、材料及び製造方法等は、JISA5305(鉄筋コンクリート
U型)の基準に準ずるものとする。
  5. 「プレキャストコンクリート製品の大型化・長尺化部会」で制定の製品について
は、JIS製品と同等とする。
製造工場は、プレキャストコンクリート製品のJIS認定工場とする。

第10節 瀝青材料
 特仕2-10-1 一般瀝青材料
  1. 付着性改善改質アスファルトは、表2−3の規格に適合するものとする。
     
    表2−3

項目 規格値
針入度(25℃) 1/10o
40以上
軟化点
68以上
伸度(15℃) p
30以上
フラースぜい化点
-12以下
引火点
260以上
薄膜加熱質量変化率
0.6以上
薄膜加熱針入度残留率
65以上
タフネス kgf・p
160以上
テナシティ kgf・p
80以上
密度(15℃) g/cm
1.0以上
60℃粘度 poise
15,000以上
粗骨材の剥離面積率
5以下

第11節 芝及びそだ
 特仕2-11-1 芝(姫高麗芝、高麗芝、野芝、人工植生芝)
  1. 芝は設計図書に明示した場合を除き半土付野芝とする。
  2. 筋芝工に使用する芝は半土付野芝とし、巾は14p程度とする。
 
 特仕2-11-3 種子
  1. 種子帯は帯状基材に種子・肥料及び土壤改良材等を接着又は封入したものとし、規
格は下記のとおりとする。
巾………………7p
種子配合………短冠性の牧草等
  2. 種子袋は長さ50p・巾10p・厚さ1pのものとし、種子及び肥料等は設計図書に示
す場合を除き表2−4とする。
     
    表2−4種子袋わら伏工の種子及び肥料使用量(1枚当り)

品名 使用量(g) 摘要
種子名 トールフェスク 0.6  
ウィピングラブグラス 0.06  
レッドトップ 0.015  
ヨモギ 0.01  
ヤマハギ 0.15  
メドハギ 0.1  
カワラナデシコ 0.04  
セキチク 0.04  
ヤグルマソウ 0.15  
コスモス 0.09  
化学肥料 27 N,P,K等成分量30%以上

品名 使用量(g) 摘要
土壌肥料改良材 0.5(祷) バーミキュライト等
保水剤

なお、化成肥料の肥効期間は3ヶ月程度を目標とする。

第12節 目地材料
 特仕2-12-1 注入目地材
  伸縮目地の目地材は瀝青系目地材(t=10o)及び樹脂系目地材(t=10o)とする。
 
 特仕2-12-2 目地板
  1. 目地材は、厚さ1.8p以上の杉板又はこれと同等品以上の材料を用いるものとす
る。
  2. 護岸等流水の影響のある箇所に使用する目地板は、樹脂発泡体の厚10oのもので表
2−5によるものとする。
     
    表2−5 目地板の規格値

復元率 90%以上 KDKS0607-1968による
圧縮荷重 0.15N/mm以上    〃   50%圧縮時
硬度 40度以上 SRIS0101-1968スプリングかたさ試験(加圧面接触時)
見かけ密度 0.06g/cm以上  
     
  3. 河川構造物(樋管・樋門等)に使用する目地板は、天然ゴム・スチレンゴム(一般
合成ゴム)で、再生ゴム・ファクテスその他不純物を含まない成型板でなければなら
ない。その規格は表2−6によるものとする。
     
    表2−6 目地板の規格

復元率 90%以上 KDKS0607−1968による
引張強度 2.0N/mm以上 (20℃±10℃)JIS K 6301加硫ゴム試験法に準拠する。縦横とも満足すること。
みかけ密度 0.3g/cm以上  
硬度 50度以上 (20℃±10℃)JIS K 6301JIS硬度計10sec以内

第13節 塗料
 特仕2-13-1 一般事項
  1. 鋼橋塗装は、表2−7、表2−8、表2−9の仕様及び使用量とする。
なお、床版補強工における塗装は、外面用とする。
  2. 表2−7、表2−8、表2−9における「鉛系さび止めペイント1種」については、「鉛フリー系さび止めペイント」と読み替えるものとするが、使用材料等については、監督職員の承諾を受けるものとする。
     
    表2−7 外面用・内面用塗装系仕様 →クリックしてご覧下さい。
     
    表2−8 現場継手部塗装系仕様

     
    表2−9 塗り替え用塗装系仕様


備考塗装使用量工場塗装:スプレー塗りの標準使用量を示す。
現場塗装:ハケ塗りの標準使用量
工場加工中に損傷したプライマーについては、充分なケレンを行い、工場塗装を行わなければならない。
支 承‥‥ 鉛系さび止めペイント3回塗りとし、塗料の品質規格及び塗布量については、予め監督職員の承諾を得なければならない。
排水桝‥‥ タールエポキシ樹脂塗料3回塗りとし、塗料の品質規格及び塗布量については、予め監督職員の承諾を得なければならない。
注1) 2種ケレンの場合は全面とする。
注2) 平成2年版とは平成2年6月発行の鋼道路橋塗装便覧のbー1塗装系のことである。
注3) 昭和54年版とは昭和54年2月発行の鋼道路橋塗装便覧のbー2塗装系のことである。
     
  2. フェノール樹脂MIO塗料の品質は、MIO顔料(雲母状酸化鉄)を主とする顔料とフェノール樹脂系ワニスをおもな原料とする1液形の塗料で表2−10の規格に適合しなければならない。
     
    表2−10 フェノール樹脂MIO塗料の品質規格

     
  3. 有機ジンクリッチペイントの品質は、亜鉛末、エポキシ樹脂、顔料、硬化剤及び溶
剤をおもな原料とした、2液形又は1粉末と2液からなる塗料で表2−11の規格に適
合しなければならない。
     
    表2−11 有機ジンクリッチペイントの品質規格

     
  4. 変性エポキシ樹脂下塗塗料の品質は、変性エポキシ樹脂、顔料、硬化剤及び溶剤を
おもな原料とした、2液形の塗料で表2−12の規格に適合しなければならない。
     
    表2−12 変性エポキシ樹脂塗料下塗の品質規格

     
  5. ポリウレタン樹脂中塗塗料の品質は、エポキシ樹脂又はポリオール樹脂、顔料、硬
化剤及び溶剤をおもな原料とした2液形の塗料で表2−13の規格に適合しなければな
らない。
     
    表2−13 ポリウレタン樹脂塗料中塗の品質規格

     
  6. ポリウレタン樹脂上塗塗料の品質は、ポリオール樹脂、顔料、硬化剤及び溶剤をお
もな原料とし2液形の塗料で表2−14の規格に適合しなければならない。
     
    表2−14 ポリウレタン樹脂塗料上塗の品質規格


第14節 道路標識及び区画線
 特仕2-14-2 区画線
  1. 区画線の品質規格及び材料使用量は表2−15、表2−16のとおりとする。
     
    表2−15 常温式ペイント及び加熱式ペイント(1q当り)

名称 規格 単位 数量 備考
常温式 加熱式
ペイント JIS K 5665 1種   50 ロスを含んだ
数量である。
〃  2種 70
ビーズ JIS R 3301−1号 s 39 59
注:数量は「15p幅の使用量」
     
    表2−16 溶融式ペイント(1q当り)

名称 規格 単位 数量 備考
15cm 20cm 30cm 45cm
ペイント JIS K 56653種−1号 s 475 633 942 1417 t=1.5oロスを含まない
ビーズ JIS R 3301−1号 20 26 40 60
プライマ   25 33 50 75
  2. 区画線設置の巾及び色彩は表2−17のとおりとする。
     
    表2−17 区画線の巾及び色彩

種別 巾(cm) 色彩 摘要
車道中央線 15 黄・白  
車道外側線 15,20  
車道境界線 15 黄・白  
記号及び文字、その他 15,20,30,45 黄・白  

第15節 その他
 特仕2-15-1 エポキシ系樹脂接着剤
  1. 橋梁修繕工に使用するシール材・注入材の規格は、表2−18のとおりとする。
     
    表2−18 シール材・注入材の規格

試験項目 試験方法 試験条件 単位 規格値
シール材 注入材
比重 JIS K 7112 20℃7日間
(15×15×40)
  1.7±0.2 1.2±0.2
粘度 JIS K 6833 20℃
B型回転粘土計
500g
mPa・S   5,000以下
可使時間 温度上昇法 20℃
(200g)
60以上 30以上
圧縮降伏強さ JIS K 7208 20℃7日間
(15×15×43)
N/mm 49以上 49以上
圧縮弾性率 JIS K 7208 N/mm (0.1〜0.8)×10 (0.1〜0.8)×10
曲げ強さ JIS K 7203 20℃7日間
(8×15×160)
N/mm 34以上 39以上
引張強さ JIS K 7113 20℃7日間
(5×20×175)
N/mm 20以上 20以上
引張せん断強さ JIS K 6850 N/mm 10以上 10以上
衝撃強さ JIS K 7111 20℃7日間
(15×15×90)
KJ/m 1.5以上 3.0以上
硬さ JIS K 7215 20℃7日間
(3×12×12)
HDD 80以上 80以上
注) 注入材の強度については、冬期は採取した供試体を20℃7日間の養生したのち、試験をするものとする。
     
  2. エポキシ系樹脂は、表2−19に適合するものとする。
     
    表2−19 エポキシ系樹脂の規格

試験項目 試験方法 試験条件 単位 規格値
モルタル用 コンクリート用
比重 JIS K 7112 20℃7日間   1.2±0.05 1.2±0.05
粘度 JIS K 6833 20℃ mPa・S 1,700±1,000 1,700±1,000
圧縮降伏強さ JIS K 7208 20℃7日間 N/mm 34以上 29以上
曲げ強さ JIS K 7203 20℃7日間 N/mm 15以上 15以上
引張強さ JIS K 7113 20℃7日間 N/mm 15以上 13以上
圧縮弾性率 JIS K 7208 20℃7日間 N/mm (0.5〜2.0)×10 (0.5〜2.0)×10
引張せん断強さ JIS K 6850 20℃7日間 N/mm 10以上 10以上
衝撃強さ JIS K 7111 20℃7日間 KJ/m 1.5以上 1.5以上
硬さ JIS K 7215 20℃7日間 HDD 75以上 70以上
     
  3. エポキシ系樹脂モルタル及びエポキシ系樹脂コンクリートの質量配合比は、表2
−20のとおりとする。
     
    表2−20 質量配合比

  樹脂 硅砂 砂利 単位質量 摘要
樹脂モルタル 2,100±100s/m  
2,150±100s/m  
樹脂コンクリート 2,250±100s/m  
     
  4. 硅砂は表2−21の規格を満足する4号・7号を使用する。
(1)種類:乾燥硅砂
(2)粒度
     
    表2−21硅砂の規格

  4号硅砂 7号硅砂
フルイの
 呼び寸法(o)
1.19
 以上
1.19
 〜0.59
0.59
 以下
0.42
 以上
0.42
 〜0.105
1.05
 以下
残留重量
 百分率(%)
10
 以下
80
 以上
10
 以下
10
 以下
75
 以上
15
 以下
     
    (3)水分含有率:0.5%以下
請負者は、完全乾燥して防水梱包したものを現場に搬入しなければならない。
なお、一度開封した硅砂を使用してはならない。
  5. 砂利
樹脂コンクリートに使用する砂利は、水洗いを行い乾燥(表乾状態)させたものと
し、粒度分布は表2−22を満足しなければならない。
     
    表2−22 粒度分布

  25o 20o 15o 10o 5o
通過重量百分率(%) 100 100〜95 100〜85 50〜20 5〜0
     
  6. 繊維
(1)繊維については、カーボンガラスロービングと同等品以上とする。
(2)繊維の品質規格については、表2−23とする。
     
    表2−23 繊維の品質規格

繊維名 試験規格等
(m)
質量
g/m

(o)
引張強度
カーボンガラスロービング TERC-140
JIS R 7601及び
JIS R 3412ER1150 1/2
140 64 0.5 26N/mm
     
  7. 充填材及びバックアップ材の物性は表2−24、表2−25のとおりとする。
     
    表2−24 弾性シール材の品質の標準規格及び試験項目物性

項目 条件 標準値 試験方法 定期検査 通常検査
比重 20℃ 1.1±0.2 JIS K 6350に準じる。
硬度
(ASKER-C)
20℃ 2〜13 SRIS 0101-1968に準じる。  
破断時の伸び
(%)
-20℃ 400以上 JIS A 5758に準じる。
(20℃のみ)
20℃ 500以上
水中浸漬 500以上
200時間ウェザー 500以上
最大引張応力
(N/mm)
-20℃ 0.3以上 JIS A 5758に準ずる。
(20℃のみ)
20℃ 0.08以上
水中浸漬 0.08以上
200時間ウェザー 0.08以上
50%圧縮強さ
(N/mm)
20℃ 0.02〜0.13 JIS K 6767に準じる。
復元性試験(%) 50%圧縮 90以上 JIS K 6301に準じる。  
引張圧縮繰り返し試験 7000回 異常なし JIS K 6758に準ずる。  
     
    表2−25 バックアップ材の品質の標準規格

(高弾性ウレタンフォーム)
項目 単位 規格 試験方法
密度 s/‰ 85.0±6.8 JIS K6400
硬さ 441.3±53.9 JIS K6400
引張強さ Kpa 118以上 JIS K6400
伸び 50以上 JIS K6400
反発弾性 60以上 JIS K6400
圧縮残留歪 3.0以下 JIS K6400
繰り返し圧縮残留歪 1.5以下 JIS K6400

(ポリエチレンフォーム)
項目 標準値 試験方法
車道部
(硬質バックアップ材)
地覆部
(硬質バックアップ材)
みかけ密度
(g/cm)
0.025〜0.040 0.025〜0.036 JIS K 6767
引張強さ
(N/mm)
0.34〜0.57 0.10〜0.26
伸び(%) 300〜400 175〜400
引裂強さ
(N/cm)
14.70〜25.48 7.35〜17.15
注) バックアップ材の材質は原則として高弾性ウレタンフォームまたはポリエチレンフォームとするが、これらを使用しない構造の場合はこの限りでない。

 特仕2-15-2 合成樹脂製品
  1. ゴム製止水板の形状・寸法はJISK6773塩化ビニール樹脂製止水板に準ずるものとし、良質な硬質ゴムで、主原料は天然ゴム又はブタジエンゴムとスチレンゴムの重合体もしくは混合物でなければならない。製品には主原料を質量で70%以上含み、ファクテス又は再生ゴムを含んではならない。
規格は表2−26によるものとする。
     
    表2−26 ゴム製止水板の規格

硬度 65±5度 JIS K 6253
引張り強さ 25N/mm以上 JIS K 6251(23℃+2℃)縦横ともに満足すること。
破断時の伸び 500%以上 引張速度500±25o/min
ひきさき強度 12N/mm JIS K 6252 引張速度500±25o/min
比重 1.13±0.03 JIS K 6350
    ひ管本体の継手に設ける場合の止水板の規格は表2−27によるものとする。
    表2−27 止水板の規格

硬度 65±5度 JIS K 6253
引張り強さ 15N/mm以上 JIS K 6251
伸び 350%以上 JIS K 6251
  2. 砂防ダムで使用する止水板は、センターバルブ・コルゲート型で塩化ビニール製品
巾30cm厚さ7o以上とする。
  3. 鋼製伸縮継手で使用する止水ゴムパッキン(クロロプレンゴム)の性状は表2−28によるものとする。
    表2−28 止水ゴムパッキンの規格

硬度 60±5度 JIS K 6253
引張り強さ 12000KN/m2以上 JIS K 6251
伸び 400%以上 JIS K 6251
老化試験  
 
JIS K 6257
100℃×70h
引張り強さ変化率 −20%以上
伸び変化率 −30%以上
圧縮永久ひずみ率 45%以下 JIS K 6262の10 100℃×70h


TOPメニューへもどる