荒川大崩壊地
 長野県下伊那郡大鹿村広河原に位置する荒川大崩壊地では、豪雨に伴い、これまでにも継続的に崩壊が発生している。崩壊した土砂の大半は、一旦渓流に堆積しその後の豪雨により土石流化して下流へと流下する場合が多いと考えられる。
 

対策状況
 小渋川中流域では、昭和48年度より沢戸第3,2,5,4,1床固を順次整備し、平成6年度より大河原床固工群の整備を進めている。また、小渋川上流域では、釜沢第2砂防堰堤(H=10m;S17.10完成)、上蔵砂防堰堤(H=23m;S29.3完成)、栂村沢砂防堰堤(H=22m;S31.9完成)、釜沢第3砂防堰堤(H=30m;S43.12完成)、七釜砂防堰堤(H=28m;S59.3完成)を順次整備し、荒川大崩壊地から流出する土砂を調節している。

七釜大橋より小渋川上流を見る

金沢第2砂防堰堤