百科事典

日本の川


矢作川




 古くは徳川家康の城下町岡崎を、
 今は世界有数の自動車産業地帯を潤す矢作川 

プロフィール

水系名

矢作川

矢作川流域図

幹川流路延長

117km

流域面積

1,830km2

流域内人口

約66万人

流域関係都県

愛知県
岐阜県
長野県






川の歴史


川の名前の由来

矢作川の矢作とは、矢を作った部民のいた集落から由来しています。この川からは数々の伝説が生まれ、古くから水運などに利用されてきました。十返舎一九の「東海道中膝栗毛」には、矢矧川と記された名を見つけることができます。

人々の生活と文化を支える川街道

長野、岐阜、愛知の三県をまたがり、三河湾に注ぎこむ矢作川。生活物資を運ぶ道として、また人々の交流を結ぶ道として、私達の生活と文化を支えてきました。

治水の概要

矢作川では、昭和8年から国により治水事業が始められ、築堤・護岸等を実施するとともに、上流域に矢作ダムを建設し、現在、上矢作ダム建設のための調査を行っています。また、将来自然回復が可能な工法を取り入れ改修をすすめています。

        「和紙工芸」   
        矢作の水によってすかれた和紙の伝統は今も生きています。






主な災害

発生日
発生原因
被災市町村
被害状況

S7,7,1〜2

前線+低気圧

足助町
岡崎市等

死者・行方不明者
 26名
負傷者 9名
被災家屋
 約2,300棟

S34,9,26〜27

台風15号

岡崎市
西尾市
豊橋市等

死者・行方不明者
 108名
負傷者 1853名
被災家屋
 約19,000棟

S44,8,5〜6

台風7号

岡崎市
足助町等

被災家屋 約630棟

S47,7,12〜13

台風7号

小原村
藤岡町等

死者・行方不明者
 67名
負傷者 109名
被災家屋
 約8,000棟

H12.9.11〜12

前線+
台風14号

上矢作町
旭町
豊田市等

死者・行方不明者
 10名(愛知県内)
被災家屋
 2,756棟






さらに詳しく知りたい方へ

 豊橋河川事務所


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