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日本アルプスの山間(やまあい)の急流を遠州灘へ流れる天竜川
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プロフィール
水系名
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天竜川
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幹川流路延長
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213km
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流域面積
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5,090km2
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流域内人口
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約72万人
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流域関係都県
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静岡県
愛知県
長野県
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川の歴史
川の名前の由来
古くは麁玉川・広瀬川と呼ばれその後、天中川・天竜川と呼ぶようになりました。天竜とは天上の竜神のことで、竜神信仰からつけられたと考えられています。
中央構造線をはじめとする断層が多く、土砂流出の多い川
我が国屈指の急流河川である天竜川は、木曽山脈(中央アルプス)と赤石山脈(南アルプス)の間を多くの支川を合わせながら南流し、遠州平野を経て太平洋に注ぎます。流域には多くの断層が走っており、急峻な地形とあいまって土砂流出の多い河川として知られています。
治水の概要
天竜川の上流域は、中央構造線をはじめ多くの断層が走り、たくさんの土砂が流れ出し、急流の暴れ川です。このため、昭和12年より国による砂防事業が始められ、昭和22年からは治水事業が行われています。さらに、戸草ダムの建設等、ダム事業も行われています。下流域は、急流部から流れ出た天竜川が、扇状地に流れ出でて氾濫を繰り返していたことから、昭和2年より国による継続的な改修事業がすすめられています。
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「天竜舟下り」
急流を舟下りで楽しめる天竜川
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主な災害
発生日
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発生原因
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被災市町村
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被害状況
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M44,8,4
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台風
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磐田市
佐々間町
豊田町等
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死者・行方不明者
24名
被災家屋
約11,000棟
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S32,6,26〜28
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梅雨前線
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駒ヶ根市
飯田市等
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死者・行方不明者
20名
負傷者 59名
被災家屋 約540棟
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S36,6,23〜30
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梅雨前線と
低気圧
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駒ヶ根市
飯田市
天竜市
佐々間町等
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死者・行方不明者
136名
負傷者 1164名
被災家屋
約21,000棟
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S43,8,30
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台風10号と
前線
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駒ヶ根市
飯田市
天竜市
佐々間町等
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死者・行方不明者
11名
負傷者 9名
被災家屋
約1,900棟
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S58,9,26〜28
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台風10号
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駒ヶ根市
飯田市
高遠町等
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死者・行方不明者
4名
負傷者 17名
被災家屋
約1,500棟
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さらに詳しく知りたい方へ
浜松河川国道事務所(下流部)
天竜川上流河川事務所(上流部)
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