百科事典

日本の川


鈴鹿川




一大工業地帯四日市コンビナートの工業用水を担っている鈴鹿川

プロフィール

水系名

鈴鹿川

荒川流域図

幹川流路延長

38km

流域面積

323km2

流域内人口

約11万人

流域関係都県

三重県






川の歴史


川の名前の由来

鈴鹿川は、大海人皇子が東国への途中、洪水に難渋しているところに駅路鈴をつけた鹿が現れ、その背に乗って川を渡ったという伝説からこの名がついたとされています。

人と町をつなぐ街道のせせらぎ

三重県鈴鹿郡高畑山を水源とする鈴鹿川。傾斜の緩やかな丘陵地は茶園、畑等に利用され都市部近郊では市街化も進んでいます。下流部は水田に利用されると共に、良港をもつ四日市コンビナートを中心に、日本屈指の一大工業地帯として発展しています。

治水の概要

鈴鹿川では、昭和17年から国による治水事業が始められました。昭和の時代には、河口部の高潮対策事業・支川内部川下流部の改修等を実施してきました。現在では、治水のみでなく、自然環境への配慮・河川空間の地域のふれあいの場としての活用等を目的とした環境整備事業も進めています。

  「伊勢形紙」

古(いにしえ)の頃より伝統の匠(たくみ)が育まれてきた鈴鹿川流域





主な災害

発生日
発生原因
被災市町村
被害状況

S28,9,25

台風13号

四日市市等

死者・行方不明者
 1名
負傷者 290名
被災家屋 約2,100棟

S34,8,14

台風7号

鈴鹿市等

被災家屋 約2,000棟

S34,9,26

伊勢湾台風

四日市市
亀山市
楠町等

死者・行方不明者
 115名
負傷者 10名
被災家屋
 約18,000棟

S49,7,25

低気圧

亀山市等

死者・行方不明者
 1名
負傷者 12名
被災家屋 約3,400棟

S63,8,16

台風11・13号

四日市市等

被災家屋 約50






さらに詳しく知りたい方へ

 三重河川国道事務所


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