百科事典

日本の川


庄内川




大都市名古屋を流れる庄内川 

プロフィール

水系名

庄内川

荒川流域図

幹川流路延長

96km

流域面積

1,010km2

流域内人口

約240万人

流域関係都県

愛知県
岐阜県






川の歴史


川の名前の由来

庄内川の名称は昔、玉野川、勝川など流下地の地名で呼ばれており、一貫した呼び名がありませんでした。徳川時代になり、各庄(稲内庄、山田庄など)を流れる川ということで、ようやく庄内川と名がついたと考えられています。しかし、岐阜県では現在でも土岐川と呼ばれています。

200万都市名古屋を流れる川

庄内川は、岐阜県恵那郡山岡町の夕立山(標高727m)を源とし、諸支川を合わせ愛知県名古屋市港区で、伊勢湾に注ぎます。流域内には、人口200万人の名古屋市をはじめ、衛星都市の春日井市、陶器の瀬戸市などがあり、典型的な都市河川となっています。

治水の概要

庄内川では昭和17年から昭和25年の間、国で治水事業を行い、その後、県に移管されていましたが、ふたたび昭和44年から国で治水事業を行っています。上流では砂防事業及び小里川ダム建設、中・下流では小田井遊水地をはじめ河川改修事業を行っています。また、河川敷では大都市部の憩いの場として、環境整備事業をすすめています。

      「野鳥の生息地」
     都市部において庄内川は、生物と人にとって
     貴重な自然環境を提供しています。






主な災害

発生日
発生原因
被災市町村
被害状況

S34,9,26

伊勢湾台風

名古屋市中川区
名古屋市港区

死者・行方不明者
 399名
負傷者 15,297名
被災家屋
 約41,000棟

S46,9,26

台風29号

名古屋市

被災家屋 約7,400棟

H1,9,17〜22

豪雨
台風22号

土岐市
大治町

被災家屋 約210棟

H3,9,11〜28

台風17〜19号

名古屋市
大治町
新川町

被災家屋 約140棟

H6,9,11〜22

台風21、24号

名古屋市
大治町

被災家屋 約650棟

H12.9.11〜12

前線+
台風14号

名古屋市
西枇杷島町等

死者・行方不明者
 10名(愛知県内)
被災家屋
 33,963棟






さらに詳しく知りたい方へ

 庄内川河川事務所


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