百科事典

日本の川


雲出川



伊勢湾に面した雲出川河口 

プロフィール

水系名

雲出川

荒川流域図

幹川流路延長

55km

流域面積

550km2

流域内人口

約9万人

流域関係都県

三重県
奈良県






川の歴史


川の名前の由来

雲出川の名は、河口部一帯にある塩田の塩釜から立ち上る煙の様子が雲のように見えたことからという説と、上流山地部に雲が多く、渦を巻く様子が下流部からよく見えたからという説があります。

歴史と文化を育む雲出の流れ

雲出川水系の源は、三重県と奈良県の県境、布引山脈三峰山です。流域は典型的な扇状形であり本川・支川とも蛇行が激しく、ほとんど無堤地のため、古くから多くの水害を受けてきました。現在では、流域の津・松阪を中心とした開発が計画され、明日への発展が期待されています。

治水の概要

昭和34年の伊勢湾台風により大被害を受けたことから、昭和36年より国による治水事業が始められ、川幅の拡幅・老朽堤防の増強・河床掘削・護岸整備等を実施してきました。近年では、治水とともに、河川を利用した公園整備など潤いと安らぎある川づくりを目指しています。

 「笠着地蔵」
 幼子が笠に入れられ雲出川に投げ込まれたのち、
 無事この地に流れ着いた話があります。






主な災害

発生日
発生原因
被災市町村
被害状況

S34,9,26

伊勢湾台風

津市
久居市
香良州町等

死者・行方不明者
 約16名
負傷者 約80名
被災家屋 約3,100棟

S40,9,17

台風24号

津市
久居市
香良州町等

被災家屋 約180棟

S57,8,2

台風10号

津市
久居市
香良州町等

被災家屋 約650棟

H5,9,9

台風14号

津市
久居市
香良州町等

被災家屋 約60棟






さらに詳しく知りたい方へ

 三重河川国道事務所


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