百科事典

日本の川


木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)




愛知・岐阜・三重の水郷地帯を流れる木曽三川
(右側より木曽川・長良川・揖斐川) 
長良川・揖斐川は木曽川水系です。

プロフィール

水系名

木曽川

荒川流域図

幹川流路延長

木曽川 229km
長良川 166km
揖斐川 121km

流域面積

木曽川 5,275km2
長良川 1,985km2
揖斐川 1,840km2

流域内人口

約190万人

流域関係都県

愛知県
長野県
岐阜県
滋賀県
三重県






川の歴史


川の名前の由来

古く木曽は吉蘇とも書かれていたことから、それが名の由来となったと考えられている木曽川。洪水が長良村に流れこんで以来、この名がつけられた長良川。揖斐荘(現、揖斐川町)を貫流して流下する河川として名付けられたと思われる揖斐川。

濃尾平野を潤すふるさとの川

濃尾平野に流れる我が国有数の大河川、木曽川、長良川、揖斐川。流域の人々はこれらを一筋の川と同様に考え、“木曽三川”と呼んで親しんできました。この地域の治水の難しさは、輪中や水屋に代表される木曽三川特有の水防共同体を生み、治水史上著名な宝暦治水の秘話を残しました。

治水の概要

明治の初期から国による河川事業(河川改修・ダム事業・砂防事業)が100年以上にわたり行われてきました。今日の木曽三川の流れが完全に分けられた形態は、オランダ人技師ヨハニス・デ・レイケによるもで、我が国近代治水事業の幕開けと位置付けられています。

  「鵜飼」
    勇壮な篝火(かがりび)が鵜と鵜匠の技(わざ)を
    大河に浮かび上がらせます。






主な災害

発生日
発生原因
被災市町村
被害状況

M29,9,8〜11

暴風雨

大垣市等

死者・行方不明者
 158名
被災家屋 
 約20,000棟

S34,8,12〜14

台風7号

養老町等

死者・行方不明者
 7名
被災家屋 約8,500棟

S34,9,25〜27

伊勢湾台風

桑名市
岐阜市
養老町等

死者・行方不明者
 約4,600名
被災家屋
 約350,000棟

S51,9,9〜13

台風17号

安八町
墨俣町等

被災家屋
 約83,000棟

S58,9,27〜29

台風10号

美濃加茂市
坂祝町等

被災家屋 約5,900棟

H11.9.14〜15

台風16号

白鳥町
美濃市等

被災家屋 832棟






さらに詳しく知りたい方へ

 木曽川上流河川事務所
 木曽川下流河川事務所


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