施工地:長野県上伊那郡飯島町坊主平地先 渓流名:天竜川水系与田切川


施設の情報メモ
 
施工期間:2000年(平成12年)
構造物諸元:トロンメル 3基、反転式バスケット 3基、ロードセル 3基、パーシャルフリューム流量計 等
   
施設のポイント
 
この施設は流出してくる土砂を観測するための施設です。水の中を流れる土砂(流砂と言います)は、水中を浮いて流れるタイプ(浮遊砂)、川底を転がって移動する土砂(掃流砂)の2タイプに別れます。
これらの流砂は、多すぎるとダム貯水池を土砂でいっぱいにしたり、土砂災害を引き起こしたりします。逆に少なすぎる場合は河床が低下したり海岸が浸食されるような問題を引き起こします。
そこで流砂の粒径、重さや体積、水の流れの速さ、水位等を調査することで、どれくらいの水の量で、どれくらいの量や大きさの土砂が流れるのかを解明していきます。