内水(ないすい)とは?


 河川には、堤防という、水害から人を守るための人口構造物があります。その堤防で守られているところ、つまり、家屋などが立っている側を「堤内」、そして川側を「堤外」といいます。



 そして、「堤内」の河川の水を『内水』、河川側の「堤外」の水を『外水』と呼んでいるのです。  なぜ、私たちの生活している場所(川の外)を「内」、堤防の向こう側(川の中)を「外」というのでしょうか。それは、洪水の際には、人々は堤防によって流れてくる水から守られており、その人々がいる場所が内側になる、という考えからといわれています。
 また、河川の氾濫の際、堤内の土地が浸水した場合、その水を取り除くことを「内水排除」といいます。