事業の目的
国道1号北勢バイパスは、四日市市を中心とする北勢地域のバイパスとして、国道1号・23号等の渋滞緩和、災害に強い道路機能の確保及び地域活性化の支援を目的に計画された道路です。
事業の概要
国道1号北勢バイパスは、三重郡川越町南福崎(国道23号)~四日市市釆女町(国道1号)に至る延長21.0kmの幹線道路で、現在、みえ川越IC~三重郡朝日町小向(国道1号)までの延長1.2kmを完成4車線で、三重郡朝日町小向~(市)日永八郷線までの延長7.3kmを暫定2車線で開通しており、令和6年度には、新たに(市)市日永八郷線~国道477号バイパスまでの延長4.1kmが開通し、全体で約6割となる延長12.6kmが開通しております。
本年度は、(市)日永八郷線~国道477号バイパス間は工事用道路撤去工事などの整備工事を進めるとともに、国道477号バイパス~四日市市釆女町(国道1号)間では、地質調査、用地調査、水文調査、環境調査、道路及び橋梁詳細設計、用地幅杭設置を推進します。



交通輸送時間の短縮
北勢バイパスの開通により、高速道路から工業団地への一般道利用の時間が大幅に短縮しました。沿線企業からも「名古屋方面への利便性が良くなった」、「今後の開通によって、周辺道路の混雑緩和に期待している」などの声を頂いています。

産業・物流活動を支援
四日市市は、国際拠点港湾の四日市港が位置し、製造品出荷額等では全国第10位(中部第3位)を誇るなど 、多様な産業が集積する産業・物流の拠点地域です。北勢バイパスは、四日市港や内陸部・臨海部の産業集積地等を結び、産業・物流活動を支援します。


災害時における緊急輸送道路の拡充
南海トラフ巨大地震による津波浸水において、第1次緊急輸送道路に指定されている国道1号・23号で浸水被害が予測されています。北勢バイパスの整備により、津波浸水想定域を回避可能な第1次緊急輸送道路が拡充され、防災拠点間の連絡経路が確保されるとともに、津波浸水域を迂回した道路啓開ルートが形成されます。
