新豊根ダム完成から50年
概要

新豊根ダムは、治水と発電を目的として天竜川水系大千瀬川支川大入川に建設された多目的ダムで、愛知県北設楽郡豊根村に位置しています。
もともとは発電専用ダムとして計画されていましたが、建設途中で治水の目的を付加し、昭和48年8月に完成し、流域の治水、発電を担い人々の生活や産業を長きに渡って支え続けてきました。
令和5年、新豊根ダムは完成50周年を迎えます。人々の生活や産業を長きに渡って支え続け、この先もさらなる地域の活性化、流域の発展を担う新豊根ダム。
完成50周年を機に、新豊根ダムのあらましを振り返り、これまでダムを支えて頂いた地域の皆様に感謝しつつ、本周年が皆様に新豊根ダムをより深く知っていただく機会として各種記念事業を計画し、実施していきます。
ロゴマーク

新豊根ダム完成から50周年記念ロゴマークを作成しました。アニバーサリーイヤーとなる令和5年度のイベントで一貫性を持たせた啓発活動とするため活用します。
数字の50をモチーフとし、水の波紋の中に新豊根ダムをシルエットで表現しています。
シン・豊根ダム完成50周年記念プロジェクト
【第1弾】道の駅「豊根 グリーンポート宮嶋」で新豊根ダム50周年記念カードを手に入れよう!
(概要)
新豊根ダムが完成から50周年を迎えるにあたり、「森と湖に親しむ旬間」において記念カードを配布しました。
ダムへ通じる道路が一般車両の通行止めとなったことから、道の駅「豊根グリーンポート宮嶋」に記念フォトパネルを設置し、パネルを背景に記念写真を撮影するか、ダムカレーを食べるか、 ダム湖まで行って写真を撮っていただいた方のいずれかの方にダムカードを 2 種類(通常と記念カード)を進呈しました。
配布期間:令和5年7月10日~8月31日
【第2弾】新豊根ダムで社会実験 新豊根ダムを活用して地域を元気にしよう!
(概要)
新豊根ダムが完成から50周年を迎えるにあたり、新豊根ダムを活用した売店、オープンカフェの営業、イベントの開催など、新豊根ダムを活用して、 ダム周辺の地域の活性化に寄与する活動について、社会実験として募集しました。
本社会実験を通じて、新豊根ダムやダム湖周辺における市民ニーズや応募者とその営利活動状況の把握などを行い、 今後の新豊根ダムの利活用に反映することで、過疎化が課題となっている中山間地域のダムを活用した新たな地域活性化のための方策を探るものです。
募集期間:令和5年7月10日~12月28日
募集チラシ 関係サイト
【第3弾】絵画コンクール「ダムと川の絵画大募集」 ダムや川で思い出に残った遊びや風景など次世代に引き継ぎたい思いを描いてください
(概要)
新豊根ダムが完成して今年で50周年を迎えるにあたり、小中学生を対象に天竜川流域内のダムや川に関する絵画作品を募集しました。
グランプリ、準グランプリ受賞者には、新豊根ダム完成 50 周年記念式典にて表彰式を行いました。
募集期間:令和5年7月14日~9月29日
募集チラシ 応募作品一覧
【第4弾】新豊根ダムパネルリレー 天竜川流域の治水・発電を担う新豊根ダムをもっと知ってください
(概要)
新豊根ダムが完成50周年を迎えるにあたり、これまでの歩みやダムの役割(治水、発電)について広く流域の皆様に理解を深めていただくとともに、 今後も流域の安心・安全を支え、多くの方々にダムに親しんでいただけることを目的に新豊根ダムに係るパネル展を開催しました。
新豊根ダムに関するパネル展示や、デジタルサイネージによる新豊根ダムや関係機関及び周辺地域の観光に関する映像紹介を行います。
- パネル内容に関するホームページ
https://www.cbr.mlit.go.jp/hamamatsu/shintoyone/50th/intro-outline - 展示場所・展示期間
- 7月21日~8月31日 佐久間電力館
〒431-3901 浜松市天竜区佐久間町佐久間 2552-3 - 9月1日~9月10日 佐久間協働センター
〒431-3908 浜松市天竜区佐久間町中部 18-11 - 9月12日~9月22日 佐久間歴史と民話の郷会館
〒431-3901 浜松市天竜区佐久間町佐久間 429-1 - 10月3日~11月7日 North Green(ノースグリーン)無料休憩所
〒449-0211 愛知県北設楽郡東栄町中設楽外貝津 10-3
※ファミリーマート北設楽東栄町店併設施設 - 11月8日~11月18日 豊根村役場内ロビー
〒449-0403 愛知県北設楽郡豊根村下黒川字蕨平2番地
- 7月21日~8月31日 佐久間電力館
【第5弾】ダム湖を巡る「とよね・みどり湖ハーフマラソン」とコラボ
記念ロゴ入りオリジナルTシャツ、記念カードが参加賞に!
(概要)
新豊根ダム完成50周年記念と新豊根ダム湖畔道路をコースに開催される「第 15 回/2023とよね・みどり湖ハーフマラソン」(11月5日(日)開催、主催:豊根村、とよね・みどり湖ハーフマラソン実行委員会)と協同により、記念のオリジナル参加賞を用意しました。
- <50周年記念オリジナル参加賞>
- 新豊根ダム50周年記念ロゴ入りオリジナルTシャツ
- 新豊根ダム50周年記念デザインショルダーバック(ビニール製)
- 新豊根ダム50周年記念カード
新豊根ダム完成50周年記念事業実行委員会
(目的)
新豊根ダム完成50周年という節目の年を迎えるにあたり、新豊根ダム水源地域等の歴史、 文化、伝統を誇りとしつつ、過去の自然災害やダムがもたらした恵みを振り返ることで、ダムの役割・効果を学ぶ。 また、新豊根ダムに関係する地域住民へ感謝の意を表すとともに新豊根ダム水源地域や受益地との交流、活性化を図るための式典他記念事業の検討、準備をおこなうことを目的とする。
(委員構成機関)
国土交通省中部地方整備局 浜松河川国道事務所
豊根村
電源開発株式会社 佐久間電力所
(幹事会構成機関)
国土交通省中部地方整備局 浜松河川国道事務所
天竜川治水促進期成同盟会(浜松市)
浜松市 佐久間協働センター
豊根村
電源開発株式会社 中部支店
電源開発株式会社 佐久間電力所
アーカイブ
新豊根ダム完成20周年記念式典
(天竜川水系新豊根ダム完成20周年記念事業計画 趣旨)
新豊根ダムは、天竜川水系大千瀬川支川大入川の愛知県北設楽郡豊根村に設けられたわが国では数少ない非対称放物線ドーム型アーチ式コンクリートダムで、洪水調節と発電を目的としています。
当初、新豊根ダムは電源開発株式会社が発電を目的として計画され、昭和43年に着工するにいたりましたが、天竜川流域は昭和43年8月と昭和44年8月に相次いで大出水に見舞われ、大入川下流佐久間町浦川地先で破堤、溢水し、家屋の流出や浸水並びに国鉄飯田線鉄橋の流出等多大な被害を被ったために、静岡県は、下流域の治水安全確保を目的にダムによる洪水調節をすることに変更し、洪水調節と発電の両面を持った多目的ダムが、昭和48年に完成しました。
この多目的ダムの洪水調節などに関するダム管理を、建設省が担当することになりダム完成以来下流域の治水安全確保を目的としたダム管理やダム湖周辺の環境整備を進めてきました。
今年は、ダムが完成してから20周年にあたります。この機会に新豊根ダムの重要性を流域住民の皆さんに理解していただくと共に、より親しめるダム作り事業の促進を図るため、20周年記念事業を企画しました。
- 主 催 天竜川治水促進期成同盟会、建設省浜松工事事務所、電源開発株式会社
- 協 賛 佐久間町、豊根村、中部建設協会
- 後 援 静岡県、東栄町、水窪町、龍山村、天竜市、浜北市、浜松市、豊岡村、磐田市、豊田町、竜洋町、福田町、浜松会、河川情報センター
【記念式典】
- 日時:平成5年7月27日 場所:豊根村「村民ホール」
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- 開式の辞 浜松工事事務所 副所長(事務)
- 式 辞 浜松工事事務所長
- 挨 拶 中部地方建設局長代理 総務部長
天竜川治水促進期成同盟会 副会長
電源開発株式会社 中部支社長 - 事業経過説明 浜松工事事務所 副所長(技術)
- 祝 辞 静岡県土木部長代理 次長
豊根村村長 - 来賓紹介
- 祝電披露
- 表 彰 (森と湖に親しむ旬間の表彰伝達)
- 受賞作品披露
- 閉式の辞 浜松工事事務所 副所長(事務)
新豊根ダム完成30周年記念植樹
(天竜川水系新豊根ダム完成30周年記念事業計画 趣旨)
今年は、新豊根ダムが完成してから30周年にあたり、この機会に流域の住民、また地域の人々にダム完成以来、治水安全確保、有効エネルギーの利用を目的としたダム管理を実施してきたことを幅広く理解してもらうため実施する。
【記念植樹】

- 日 時 :平成15年11月10日10時45分
- 場 所 :北設楽郡豊根村大字古真立字月代
新豊根ダム湖畔(みどり湖畔) - 植樹実行者:豊根村 村長(代理 助役)
電源開発株式会社 佐久間電力所長
国土交通省 浜松河川国道事務所長
豊根村立杉の子保育園(年長組14名)