新川(愛知県)の対策
事業費290億円
1.堤防の強化
堤防を、浸透対策、耐越流対策により強化し、計画高水位を超過する出水に見舞われても、破堤しにくい堤防にします。
2.河床の掘削
河道の流下能力を向上させるために、全川にわたり河床の掘削を実施します。掘削深さは最大約1.6m、平均0.8m。掘削量は65万m3に達します。
3.橋梁の改築と補強
桁下が計画高水位以下にあり、洪水の流下に支障になる橋梁や、河床の掘削上支障になる橋梁を改築(7橋)・補強(14橋)します。
4.遊水地の整備
洪水を一時貯留して河道を流下する流量を低減させる遊水地(治水緑地)を、新川の最上流部に整備します。洪水調節容量は約44万m3を確保、今回の第1ピーク流量を約60m3/s低減する機能をもっています。
5.河川ポンプの増強
内水氾濫による浸水被害を軽減するために、新川の3支川、水場川・鴨田川・中江川の三つの河川ポンプを増強します。
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