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富士山を 世界文化遺産に
構成資産分布図
静岡県文化・観光部 世界遺産推進課
世界文化遺産の登録を目指している富士山の構成資産等を、数回にわたり順次紹介していきます。
今回は、静岡県側の構成資産等について紹介します。
大宮・村山口登山道 (富士宮市)
                (現在の富士宮口登山道)
大宮・村山口登山道
(富士宮市)
(現在の富士宮口登山道)
富士山本宮浅間大社を起点とし、村山(むらやま)浅間神社を経て山頂南側に至る登山道です。富士山では12世 紀前半から中ごろにかけての末代上人の活動をきっかけに登山が開始されたと考えられています。その後、一般人の富士登拝 も開始され、その様子は16世紀の作とされる『絹本著色富士曼荼羅図(けんぽんちゃくしょくふじまんだらず)』に描かれ ています。資産の範囲は現在の富士宮口登山道の六合目以上です。
富士山本宮浅間大社(富士宮市)
富士山本宮浅間大社(富士宮市)
富士山を浅間大神(あさまのおおかみ)として祀ったことを起源とする神社が浅間神社であり、 富士山本宮浅間大社はその総本宮です。 社伝によれば、山宮(やまみや)から現在地に遷されました。 9世紀ごろから信仰を集め、特に徳川家康(とくがわいえやす)の保護を受けて現在の社殿が造営されました。 また、家康の寄進をきっかけに富士山八合目以上を御神体として管理しています。 境内には富士山の湧水である「湧玉池(わくたまいけ)」があり、かつては道者がここで登山前の水垢離を行いました。
山宮浅間神社(富士宮市)
山宮浅間神社(富士宮市)
富士山本宮浅間大社の社伝によれば、富士山本宮浅間大社の前身で、日本武尊(やまとたけるのみこと)が創建したとされて います。
本殿に当たる場所に建物がなく、富士山を望む遥拝所を設けるという独特な形態は、 噴火を鎮めるために山を遥拝していた古代の富士山祭祀の形をとどめていると推定されています。


トピッ クス
「富士山の日フェスタ2013inTOKYO」
を開催しました。

本年6月の世界遺産委員会における登録の審議が目前に迫る中、静岡・山梨両県が「富士山の日」と定めている2月23日に、 静岡・山梨両県及び認定NPO法人富士山を世界遺産にする国民会議が連携して、 東京都内で「富士山の日フェスタ2013inTOKYO」を開催し、登録へ向けた一層の機運醸成を図るとともに、 富士山の世界文化遺産登録に向けた国民運動を全国に発信しました。
国民会議中曽根会長(中央)と川勝静岡県知事(右)、 横内山梨県知事(左)

国民会議中曽根会長(中央)と川勝静岡県知事(右)、
横内山梨県知事(左)


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発行:国土交通省中部地方整備局 富士砂防事務所
静岡県富士宮市三園平1100 電話 0544-27-5221