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昭和44年(1969)富士山大沢川で、国による砂防事業が着手されました。今年度は着手から40周年となり、これまでの砂防事業が歩んできた歴史を紹介します。今回はその2回目です。 (第1回は第70号に掲載) | ![]() |
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昭和45年、国は富士砂防工事事務所(現富士砂防事務所)を設置するとともに、大沢川砂防基本計画を策定し、現地では大沢第8・第9床固工工事に着手する
など、工事も本格化してきました。 しかしながら昭和47年、大沢川では4たびにわたる土石流や豪雨が発生し、下流域に多大な災害をもたらしました。 |
昭和47年5月1日、大沢川源頭部の残雪による雪崩と降雨により、堆積した多量の土砂が土石流となって一気に山麓の扇状地に流下し、多量の土砂を堆積さ
せ、泥流は潤井川を経て河口の田子の浦港まで相当量の土砂を堆積させました。また、扇状地の既存砂防施設に各所で損壊流出の被害が発生。続いて5月5日、
6月8日、7月21日にも豪雨があり、その度に扇状地に土石流が流出し、潤井川沿岸の耕作物並びに耕地に多大の災害が発生しました。 この災害を契機に学識者からなる「富士山大沢崩れ対策協議会」を設置し、今後の方針を検討することとなりました。 |
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FUJI
SABO通信 平成22年2月26日 第72号 発行:国土交通省中部地方整備局 富士砂防事務所 静岡県富士宮市三園平1100 電話 0544-27-5221 |