【特集】職員業務体験記 〜調査課編〜
優良工事・業務表彰式

■職員業務体験記 〜調査課編〜

 富士砂防事務所は「大沢崩れ」をはじめとした富士山における砂防事業、静岡市清水区由比西倉沢での地すべり対策事業を実施しています。今回は、そのうちの「大沢崩れ」について、調査課職員久須美が崩壊地の現地調査を実施したので報告します。

富士山源頭部調査

 富士山西斜面に位置し、現在も崩壊が進む「大沢崩れ」。富士砂防事務所ではこの「大沢崩れ」の崩壊状況等を確認するため、航空レーザ測量や、源頭部の現地調査を実施しています。

大沢崩れ

大沢崩れ

現地調査の流れ

●1日目

 富士宮登山口を出発
 9.5合目山小屋に宿泊

●2日目

 早朝から山小屋を出発
 大沢崩れ頂部に到着後
 調査開始

大沢崩れ

調査の様子 左側が大沢崩れ

いざ調査箇所へ

 源頭部調査は富士山の山頂からスタートするため、そこに向かうのも一苦労です。1日目は移動日とし、山小屋で1泊してから調査に臨みます。 慣れない高山での宿泊であまり寝付けないまま、登山者の渋滞の波にのまれながら山頂に到着し、御来光とともに調査開始です。

調査方法

  調査方法は主に2つあり、1つは過年度からの変状を確認するため、毎年決められたポイントで写真撮影を行う「定点写真撮影」、もう1つは航空画像を用いて抽出した開口亀裂を現地で確認し、撮影と計測を行う「開口亀裂の諸元計測」です。 調査中に谷を石が転がり落ちていく音も印象に残っており、富士山が生きているかのように感じました。

大沢崩れ

計測の様子

 今回実際に大沢崩れを肌で感じることができました。今後の業務に大いに活かしていきたいと思います(なお、この後筋肉痛が1週間続きました…)。

で示した部分で土砂流出が確認できる。

■地域の安全を守る企業と技術者の表彰式を開催しました

 7月25日に、令和4年度に完了した工事及び業務において、優秀な成績を挙げられた企業(工事施工者等)・技術者の表彰式を開催しました。
 地域の安全・安心を守るため、工事、施設点検、検討業務において優れた成果を上げられた企業・技術者の方々です。おめでとうございます。


詳細は事務所HPの記者発表をご覧ください

 
もどる ホーム つぎ FUJISABO通信 令和5年10月 第127号
発行:国土交通省中部地方整備局 富士砂防事務所
静岡県富士宮市三園平1100 電話 0544-27-5221