上流からの土石流を分散させることで勢いを弱め、土砂を堆積・捕捉する【土石流分散堆積地】という砂防施設の一種であり、構造形式により遊砂地工あるいは沈砂地工と呼びます。
●遊砂地工堤防と砂防堰堤の組み合わせで、捕捉する土砂量を確保します。掘削で発生した土砂は、堤防の材料として有効活用することで工事費を減らすことができます。
●沈砂地工現地盤を掘り下げることで、捕捉する土砂量を確保します。
砂防施設完成後にUAV(ドローン)等を用いて測量を行い、完成時点の状況を点群データ(3次元座標を持った点の集合)として取得することで、土砂が堆積した際に完成時点と比べてどれくらいの量が溜まっているのかを管理し、その状況に応じて除石を行います。