富士砂防事務所では、富士山北麓地区において平成30年度以降、既設砂防堰堤の除石や、防災備蓄ブロックの製作等を行ってきました。 令和4年度より富士吉田市上吉田地内の浅間沢において、本格的な砂防設備工事(浅間沢遊砂地工)に着手します。
北麓地区での砂防設備工事の着手により、地元の市町村に住まわれる方の人命・財産や道路・鉄道等の重要交通網・広域避難路また、防災上の拠点となる富士吉田市役所を含めた市街地において、被害の軽減が図られます。 北麓地区での初めての砂防設備となる浅間沢遊砂地工の施設の詳細は下記のとおりです。
5月28日に山梨県富士山科学研究所本館1階ホールにおいて、富士山北麓地区火山砂防事業着工式を執り行いました。 式典では、国土交通大臣政務官、山梨県知事、富士吉田市長、地元選出国会議員、富士吉田市外二ヶ村恩賜県有財産保護組合長、国土交通省砂防部長、中部地方整備局長が鍬入れを行い、工事の安全を祈念しました。 事業概要説明では、富士山科学研究所富士山火山防災研究センター長による降灰後土石流の模型実験の実演とともに、富士砂防事務所がこれまでに実施してきた事業や式典前日の降雨で観測された土石流の映像放映、令和4年度から着工をする北麓遊砂地工群(浅間沢)について富士砂防事務所長が説明を行いました。