従来(じゅうらい)の調査(ちょうさ)で、現在(げんざい)の「新富士(しんふじ)火山(かざん)」の下(した)には「古(こ)富士(ふじ)火山(かざん)」が埋(う)まっていることが分(わ)かっていました。そして1930年代(ねんだい)に、古(こ)富士(ふじ)火山(かざん)より古(ふる)い「小(こ)御岳(みたけ)火山(かざん)」がやや北側(きたがわ)に隠(かく)されていたことが分(わ)かり、富士山(ふじさん)は三重(さんじゅう)構造(こうぞう)とされていました。さらに、2004年(ねん)までに行(おこな)われたボーリング調査(ちょうさ)で、小(こ)御岳(みたけ)火山(かざん)の下(した)に別(べつ)の火山(かざん)、「先(せん)小(こ)御岳(みたけ)火山(かざん)」の存在(そんざい)が明(あき)らかになり、現在(げんざい)は四(よん)重(じゅう)構造(こうぞう)とも考(かんが)えられています。
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