噴火(ふんか)で流(なが)れ出(だ)したばかりの溶岩(ようがん)流(りゅう)は約(やく)1000℃にもなりますが、地表(ちひょう)や空気(くうき)に触(ふ)れると急速(きゅうそく)に冷(ひ)えて固(かた)まります。ところが、中身(なかみ)の溶岩(ようがん)はまだ熱(あつ)いので、表面(ひょうめん)をつきやぶって流(なが)れ出(だ)してしまうことがあります。こうして生(う)まれた空洞(くうどう)が、風穴(ふうけつ)です。富士山(ふじさん)の溶岩(ようがん)は玄武岩(げんぶがん)質(しつ)で、粘(ねば)りけが少(すく)なく流(なが)れやすいので、こうした特殊(とくしゅ)な地形(ちけい)が生(う)み出(だ)されたのです。
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