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クマタカ通信

vol.220 岐阜大学の学生らが、断層・地震・土砂災害と砂防事業について現地で学ぶ

2020年09月29日

クマタカ通信vol.220


岐阜大学の学生らが、断層・地震・土砂災害と砂防事業について現地で学ぶ


 9月9日(水)、雨雲が忍び寄る曇り空の中、岐阜大学応用生物科学部の学生及び教授計14名が、越美山系の地質と土砂災害対策について学びました。岐阜大学のフィールド学習は近年、毎年度この時期に行っています。


   午前は、本巣市根尾水鳥にて、根尾谷断層の断層崖および地震断層観察館を見学しました。見学に当たり、本巣市根尾公民館 社会教育指導員の杉山新次郎氏に解説を頂きながら、直下型地震のメカニズムを知り、明治時代の濃尾地震により出現した根尾谷断層の実際の断層崖などを観察し、当該地区が脆弱な地質であることを学習しました。



   この見学の様子については、本巣市のケーブルテレビ「CCNet本巣局」が取材に訪れ、後日紹介されました。


   当事務所会議室に移動し、早田副所長より濃尾地震をきっかけに起きたナンノ谷大崩壊などの土砂災害や当事務所の事業概要等について説明を受け、学習しました。


  午後は、揖斐川筋の上流域へ足を運び、平成30年9月の降雨で破損したナンノ谷砂防ダム3号の災害復旧工事現場を見学しました。


 坂内砂防堰堤では、堰堤に設置された魚道を歩き、魚ののぼりやすさに配慮した構造を学習しました。



   山の谷砂防堰堤も見学し、砂防堰堤本体や堰堤に設置されている魚道などの説明を受けながら、普段目に触れることの少ない砂防施設への理解を深めました。


   途中、雨に降られる時間もありましたが、現場をじっくり見学したり、積極的な質問が出るなど熱心に見学していただきました。本年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、学習する環境が大きく影響を受けているところですが、今回の見学が学生の学びの一助となれば、と願っております。


【実施概要】
日  時 令和2年9月9日(水)10:00~16:00
見学場所 国指定特別天然記念物 根尾谷断層 地震断層観察館
     越美山系砂防事務所
     ナンノ谷砂防ダム3号災害復旧工事現場
     坂内砂防堰堤
     山の谷砂防堰堤
     貝月谷渓流保全工
参加人数 岐阜大学応用生物科学部 学生11名、教授3名の計14名



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