営繕工事における生産性向上技術の活用 ≪担当職員の声≫
あなたのしごとは？
 浪崎 雅史 防災保全係長 |
私は、静岡県内にある国の建物の建設工事を担当しています。具体的には工事が契約どおり間違いなく行われているかを発注者の立場で確認する監督業務を担当しています。また、防災対策や建物を良好な状態で永く使用できるよう建物の管理者に保全を指導するしごとをしています。 |
どんな社会的要請がありますか？
現在は人手不足が社会的な問題となっており、特に建設業は若い人の参入が少なく、将来の担い手の確保・育成が喫緊の課題となっています。そこでICT技術を活用して工事現場における様々な業務を効率化することで、働き方改革や労働環境改善を進め、若い人にも魅力のある環境づくりをしていくことが発注者として求められています。
どんなとりくみをしていますか？
社会的要請もあり、国として建設現場でのICT技術の活用を推進しているところですが、建築工事（営繕工事）の実態としてはまだ十分に浸透しておらず、中小規模の会社を中心に多くの人が従来どおりのやり方で工事を進めています。そのため発注者のしごととして、ICT技術の活用をただ呼びかけるだけでなく、初めて利用する受注者に向けたICT技術の説明会を開催して具体的な活用方法やそのメリットを説明するなど、納得したうえで利用していただくためのとりくみを行っています。実際に工事でICT技術を利用した人に感想を聞きますと、多くの人から高評価をいただいており、手応えを感じています。