国土交通省中部地方整備局 営繕部

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 ユニバーサルデザインの考え方を導入し、すべての人にやさしい庁舎として整備するため、「ユニバーサルデザインの視点に立った浜松地方合同庁舎整備研究会(UD整備研究会)」を設置し、ワークショップ形式による検討を行いました。
 研究会には専門家だけでなく、公募した浜松市民の方々等に参加していただき、設計段階から施工段階で合計4回開催しました。

  • 第1回   2005年1月22日開催
    • 計画内容に対して幅広く、多くの意見を聴取することに重点を置いて実施しました
    • 視覚障害者誘導用ブロックの設置範囲や問題点の整理
    • 案内サインの設置場所や表示方法の検討
    • 多機能トイレのバリエーションの設定と設置階の検討
    • など 

建設予定地での説明

  • 第2回   2005年3月5日開催
    • 第1回で挙げられた課題のうち、重要項目を絞り、より具体的に検討を実施しました
    • 車いすの方や視覚障害者の方双方の意見を踏まえた視覚障害者誘導用ブロックの設置範囲の検討
    • 外国の方に配慮した3カ国語表記の案内サイン(日本語・英語・ポルトガル語)
    • 障害の度合いや利用者の行動に応じた多彩なトイレの階別配置の検討
    • など

ワークショップ形式での検討会

  • 第3回   2007年3月11日開催
    • 第1回、第2回で検証された部分を中心に、実際の設置例や実大模型により、寸法や詳細を検証しました
    • 会場(浜松市まちづくりセンター)内のトイレ・エレベーターを使った現地検証   
      • 触知板について
      • トイレブース内の荷物棚について
      • 杖ホルダーについて
      • エレベーターの扉の色について   
    • トイレの実物大模型を使った車いす利用者、オストメイト用設備などの使いやすさ検証
      • 紙巻き器、手すりの位置について
    • など

模型等による手すりや器具の検証

  • 第4回   2008年6月15日開催
    •  これまでに検証された部分を中心に、工事中の現場内で、設置状況の確認や使いやすさの検証を行いました
    • 過去の研究会の結果検証 
      • トイレ、エレベーターの使いやすさ確認
    • サイン実大模型によるわかりやすさ検証
      • 総合案内板の見やすさ確認
      • 多機能トイレ設置階への案内サイン確認
      • 色覚障害体験フィルターなどによる検証
      • ピクト(図柄)サインの分かり易さ(視認性)検証
    • など

完成間近な合同庁舎での検証

毎回活発な議論、検討が重ねられ、その成果は浜松合同庁舎に反映されました

多機能トイレのバリエーション

オストメイト対応トイレ

多目的シート設置トイレ

乳幼児対応トイレ

膝行による使用が可能な札幌式トイレ
視覚障害者誘導用ブロック、3カ国語表記の案内板

多機能トイレの設置階

触知案内板の設置




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