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記者発表 > 2013年06月20日

深層崩壊に関する渓流(小流域)レベルの調査について

深層崩壊に関する渓流(小流域)レベルの調査について

記者発表資料


概要

○ 「深層崩壊に関する渓流(小流域)レベル調査について」
 今回、木曽川流域、飛騨川流域の調査結果がまとまりましたので、
平成24年10月1日、11月8日に引き続き公表します。


添付資料
  ○深層崩壊に関する渓流(小流域)レベルの調査について
  ○資料1 中部地方整備局 深層崩壊渓流(小流域)レベル評価区域図
  ○資料2 深層崩壊渓流(小流域)レベル評価マップ
  ○参考資料1 「深層崩壊」とは


問い合わせ先

  国土交通省多治見砂防国道事務所
    砂防調査課長 有澤俊治
    (砂防調査課) TEL 0572-25-8024 FAX 0572-25-1038
    


○ 調査、評価の方法
 今回の渓流(小流域)レベルの調査結果は、以下に示す方法により一定の地域内に
おける、深層崩壊が発生する「相対的な危険度」を示したものであり、評価区域内
での適合性を最適化するため、評価区域毎に評価要素の指標を分析、設定していま
す。このため、評価結果は、あくまで、評価区域内での相対評価であり、評価区域が
異なる場所と評価結果を比較する事ができないことに注意してください。

 資料1で示す範囲について、「深層崩壊の発生の恐れのある渓流抽出マニュアル(案)」
(独立行政法人土木研究所)に基づき調査を行っており、概略の手順は以下のとおり
です。

  @空中写真判読等により、比較的簡便に調査が可能な以下のA〜Cの3要素を
   調査し、 約1平方キロメートルの渓流毎に整理

    A 深層崩壊の発生実績
    B 地質構造及び微地形要素
    C 地形量(勾配及び集水面積)

  A地質や気候条件が概ね等しいと考えられる地域(以下、評価区域)毎に、
   B及びCの指標を分析・設定

  B評価区域内の相対的な危険度を、3要素の有無により4段階(3つあり、
   2つあり、1つあり、なし)で評価し、地図に色分けして表示(資料2)


[参考資料1]

○ 「深層崩壊」とは
 ・深層崩壊とは、山崩れ・崖崩れなどの斜面崩壊のうち,表土層だけでなく、
  深層の地盤までもが崩れ落ちる比較的規模の大きな崩壊現象で、平成13〜22年の
  10年間で31 件(土木研究所HP 資料より整理)の発生を確認しています。
 ・毎年概ね千件程度(砂防部HP 資料より整理、H19~H23 の5 年平均で1054 件)
  発生している土砂災害全体と比べれば、深層崩壊の発生頻度は低いですが、
  ひとたび発生すると大きな被害を及ぼすことがあります。

  (参考1)
  「表層崩壊」: 山崩れ・崖崩れなどの斜面崩壊のうち,厚さ0.5〜2.0m 程度の
          表層が、表層土と基盤層の境界に沿って滑落する比較的規模の
          小さな崩壊のこと。(砂防用語集)

  (参考2)
  深層崩壊の定義の提案
    山地および丘陵地の斜面の一部が表土層(風化の進んだ層)のみならず
    その下の基盤を含んで崩壊する現象を指す。その特徴を述べれば移動
    土塊・岩塊の動きは突発的で一過性であり、その移動速度は大きく、
    運動中に激しい攪乱を受けて原形を保たない場合が多い。

    特定の地質や地質構造の地域で多く発生し、特に我が国では四万十帯
    などの付加体における発生頻度が高い。すべり面の位置が深いために
    樹木の根系による崩壊抑止効果は期待できない。表層崩壊に比べて土
    砂量は大きく、土砂量の範囲は極めて広い。土砂量が大きいほど等価
    摩擦係数が小さくなり到達距離は大きくなる傾向を持つ。土砂量が大
    きいほど発生頻度は小さくなる。発生誘因には、降雨、地震、融雪、
    火山噴火等があるが、発生件数からは、降雨と地震によるものが多い。
    (「深層崩壊に関する基本事項に係わる検討委員会 報告・提言」(社)砂防学会 H24.3)


図表類多数のため、添付のPDFファイルをご覧ください。
PDFファイルのサイズは4.7MBあります。
深層崩壊に関する渓流(小流域)レベルの調査について