庄内川水系洪水浸水想定区域図等の解説

1.降雨の考え方

1)計画規模降雨
庄内川水系河川整備基本方針における目標流量(基本高水流量)を算定した際の降雨

2)想定最大規模降雨
庄内川流域で想定し得る最大規模の降雨

表-1 各河川における降雨量(計画規模、想定最大規模)
  計画規模 想定最大規模
庄内川(愛知県) 376mm/24h 578mm/24h
矢田川 376mm/24h 578mm/24h
庄内川(岐阜県内) 305mm/24h 637mm/24h

2.河川整備や地形条件の考え方

1)河川整備
H27年度末(H28年3月)までに実施した整備内容を反映しております。

2)地形(地盤の高さ)条件
H15~21年に実施した地形測量データを使用しております。

3.各図面の説明


図-1  連続施設から浸水する地下街等の概念図

1)洪水浸水想定区域図
対象とする河川に想定最大規模(又は計画規模)の降雨によって破堤又は溢水した場合に浸水が想定される区域を表示した図。
「連続施設から浸水する地下街等」とは、地上部の浸水は想定されないが、接続施設等から浸水が生じ、利用者の避難が完了する前に氾濫した水の到達が想定される施設。

2)浸水継続時間
ある地点において、氾濫した水が到達した後、0.5mの浸水深に到達してからその浸水深を下回るまでに要する時間。

3)家屋倒壊等氾濫想定区域(氾濫流)
洪水時に氾濫した水の力により、木造家屋が流出・倒壊することが想定される区域。

4)家屋倒壊等氾濫想定区域(河岸侵食)
洪水時に、堤防が侵食され、その背後にある家屋が流出・倒壊することが想定される区域。

4.図面を見るときの注意事項

  • 本図は、指定洪⽔予報河川である庄内川、矢田川のうち国土交通省が管理している区間を対象としており、庄内川の⽀川や⾼潮及び内水による氾濫は考慮していません。このため、本図ではこれまで浸⽔実績のある地域でも、浸⽔が確認できなかったり、あるいは浸⽔の深さが異なるところがあります。
  • この図は、庄内川の河⼝から3kmより上流において、ある一箇所が決壊したと想定した氾濫計算を数多く⾏い、それらの結果を基に、最⼤の浸⽔範囲と⽔深を⽰すように作成したものです。
  • 氾濫計算は、25m四方に区切って行うため、必ずしも実際の地盤⾼や地形を正確には表現できていない場合があります。

5.浸水深と避難行動の関係


図-2  浸水深毎の目安

1)浸水深の区分
庄内川水系の洪水浸水想定区域図では、浸水した場合の浸水深を以下の7区分で表示しております。

2)浸水深等の情報と洪水時の避難に対する心構え
今回公表した想定最大規模降雨は、河川整備の目標とする降雨(計画降雨)を大きく上回ります。そのため、浸水深が深かったり、家屋倒壊等氾濫想定区域となっている地区では、命を守る行動をとることが必要となるため、洪水時に以下のような心構えが必要となります。



浸水深等の情報 洪水時の心構え
家屋倒壊等氾濫想定区域 ○家屋の流出・倒壊のおそれがあり、避難が遅れると命の危険が非常に高いため、住民の方は避難情報のみならず、出水時の水位情報にも注意し、事前に必ず避難所等の安全な場所に避難することが必要となります。
浸水深3.0m以上(2階床面が浸水)の区域 ○2階床面が浸水する2階建て住宅では、避難が遅れると危険な状況に陥るため、住民は避難情報のみならず、出水時の水位情報等にも注意し、必ず避難所等の安全な場所に避難することが必要となります。
○高い建物の住民でも、浸水深が深く、水が退くのに時間を要することも想定されるため、事前に避難所等の安全な場所に避難することが必要となります。
浸水深0.5m~3.0m(1階の床面が浸水)の区域 ○平屋住宅または集合住宅1階の住民は、1階床上浸水になり、避難が遅れると危険な状況に陥るため、避難情報のみならず、出水時の水位情報等にも注意し、必ず避難所等の安全な場所に避難することが必要となります。
●2階以上に居室を有する住民は、浸水が始まってからの避難は、浸水深0.5mでも非常に危険なため、避難が遅れた場合は、無理をせず自宅2階等に待避することが必要となります。ただし、浸水が長時間継続した場合やそれに伴い孤立した場合の問題点について日頃から考えておくことが必要です。
浸水深0.5m未満の区域 避難が遅れた場合は自宅上層階で待避することが必要となります。
ただし、浸水が長時間継続した場合やそれに伴い孤立した場合の問題点について日頃から考えておくことが必要となります。

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