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魚介類の生活の様式

ギンポ科

イソギンポの仲間は穴から顔だけ出していることが多く、未同定種を合わせると国内だけでも70種を超えるので判別に苦労するタイプの魚です。本種はタイドプールなどの極めて浅い場所に住んでいて、少しでも深くなると全然見かけなくなります。

フジツボの殻をすみかにしているギンポ科
フジツボの殻をすみかにしているギンポ科

アオリイカの卵魂

アオリイカの寿命は約1年と言われています。3月頃から7月頃に沿岸部の藻場まで来て何回か産卵する様です。 ただ単に平坦な海底に卵を産み付けるのではなく、海藻や他の付着生物などの突起物に卵を産み付けることが多い。産み付けた卵が波に揺られ、まんべんなく海水に触れ海底のゴミや砂にまみれて窒息してしまわないようにとの配慮らしい。

新型離岸堤に付着するヤギ類に産み付けられたアオリイカの卵魂
新型離岸堤に付着するヤギ類に産み付けられたアオリイカの卵魂

クロダイ

春〜夏:卵を産むために浅場にやってきます。

秋〜冬:寒くなると徐々に深場へと移ります。

貝類、エビ、小魚、海草など何でも食べる雑食性です。黒鯛は性転換する魚です。小さいときはほとんどがオスで大きくなるにつれてメスに変わっていきます。

堤体内部で遊泳するクロダイ
堤体内部で遊泳するクロダイ

ショウサイフグ

体長は30センチ未満で、産卵期が日本産ふぐの中では一番遅く、6〜7月頃です。体側は平滑でトラフグのような小さな棘はありません。体色は暗緑褐色地に白い斑点が散在し腹面やしりヒレが白色で尾ヒレの下縁が白いのが特徴です。肉、精巣は食用となりますが、その他は有毒です。

堤体内を遊泳するショウサイフグ
堤体内を遊泳するショウサイフグ

タカノハダイ

和名の由来は、体表の縞が鷹の羽の縞を連想させることからである。沿岸の岩礁やサンゴ礁に単独で生息する。雑食性で、甲殻類や海藻を食べる。産卵期は10月から12月である。


カサゴ

縄張り意識の強いカサゴのオスは、他のオスが進入してくると激しく対立し、時には実力行使に及ぶ。全身のヒレを逆立てて体を大きく見せ、口で相手の口に噛み付き押さえ込む。沿岸の岩礁でみられる。浅場のものは黒褐色が多く、深みにすむものは赤みが強い。胎生で、秋に交尾し、冬から春にかけて仔魚を産む。主に延縄(はえなわ)でとるが、磯釣りの対象としても人気がある。20cmとなる。食用としておいしい。

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■水界の環境区分と魚の水平・鉛直分布■
水界の環境区分と魚の水平・鉛直分布

◆潮間帯に住む魚◆

潮が引くと干上がってしまうようなところで、「潮だまり」などに住んでいます。その多くはハゼ類の仲間です。

◆上部浅海底帯・上部表層に住む魚◆

水深約60mぐらいまでの範囲で、海藻やその他の生物が最も生活しやすいところです。このような層では多種多様の魚が生活しています。岸近くには、スズメダイ・チョウチョウウオ・ベラ・ブダイの仲間が群れをつくっています。遊泳層では沖合に向かってイワシ・アジ・サバ・カツオ・マグロの仲間が生息、回遊しています。

◆下部浅海底帯・下部表層に住む魚◆

水深1,200m〜200mまでの層で、底帯には、タラ・エソ・カサゴ・コチ・タイ・ヒラメ・カレイなどの水産有用種が多く住み着いています。沖合では上層表層性のマグロなどもこの層まで降りてきます。

◆移行帯・中深層に住む魚◆

水深700〜800mまでの層で、植物は光合成ができないためほとんど住めません。しかし、水温や塩分濃度は安定しています。この層に住むことが許される魚の種類は減少しますが、ニギス・アオメエソ・ワキヤハタ・キンメダイなどが生息しています。また、ヨコエソ・ムネエソ・ハダカイワシなどの発光魚も多いのが特徴です。

◆上部漸深底帯・上部漸深層に住む魚◆

水深1,500mまでで、水温は10〜7℃から3〜4℃の層です。底帯ではホラアナゴ・ソコダラ・アシロ・クサウオなどが住み、遊泳層には、チョウチンアンコウなどが生息しています。

◆下部漸深底帯・下部漸深層に住む魚◆

水深3,00mまでで、水温は4〜1.6℃の層です。生物も深海性の動物がみられるようになります。魚は上部にみられたチョウチンアンコウなど同じ魚がみられます。

◆深海底帯・深海層に住む魚◆

水深5,00〜6,000mまでで、水温は1.8〜1.6℃の層です。この層になると300気圧を越える圧力がかかり、生物にとっては非常に限られたものしか住むことが許されません。魚では、ソコボウズ・ヨミノアシロ・ヨロイダラ・シンカイヨロイタラ・カンテンウオ・ソコビクニンなどの少数の種に限られています。

◆超深海底帯・超深海層に住む魚◆

海溝部で、水温は2.0〜1.1℃の層です。水圧は600気圧以上になります。この層に住むことができる魚は、シンカイヨロイダラ・(6,500m)・クサウオの一種により(7,600m)・ヨミノアシロ・(8,000m)などの少数の種が知られているだけです。

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