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新丸山ダムはこうして生まれ変わります。

新丸山ダムはこうして生まれ変わります。  新丸山ダムは大規模な多目的ダムとしては、国内最大級の嵩上げ工事を行います。しかし、丸山ダムは、木曽川本川の洪水調節をするうえで重要な役割を担っているとともに、大規模な発電を行っているため、工事期間中もその働きを持続しなければいけません。その機能を維持しつつ、ダムを下流側にやや移動して大規模な嵩上げ工事をすることは、国内では前例がなく、設計や施工方法など、技術的に先駆的なダムと言えます。

  丸山ダム 新丸山ダム
堤高 98.2m 118.4m
洪水調節量 20,170,000m3 72,000,000m3
流水の正常な機能の維持の容量 0m3 15,000,000m3
発電 188,000kw 210,500kw


嵩上げ工法について

ダムの規模を大きくする再開発には3つの工法があります。
Type1 Type2 Type3
貯水池の水を空にして、その上に新ダムをかぶせてしまう工法。 既設のダムの機能を維持しながらその下流に新ダムを作る工法。 旧ダムと新ダムの一部が重なる工法。

 新丸山ダムでは「Type3」を選定しています。 これにより丸山ダムの重要な役割である洪水調節と発電機能を、工事期間中も維持する事が出来ます。 また、工事区域が小さいため周辺環境の改変が小さく、旧ダムと重なるため新ダムに使用するのコンクリートの量が少なくコストを抑えられるというメリットもあります。