【交通事故】愛知県の交通事故死者数が全国ワースト1
 残念ながら、平成17年度に愛知県の交通事故死者数は全国ワースト1となり、その4割は高齢者です。
 都市部では交差点の事故、地方の山地部では車線逸脱の正面衝突事故が多発する傾向にあり、こうした事故特性にあった対策が必要です。

◇直轄国道の事故特性
直轄国道の事故特性グラフ
愛知県の交通事故死者数がワースト1という記事を掲載した朝日新聞平成18年1月1日の画像
◇朝日新聞(平成18年1月1日)



【渋滞】名古屋圏や地方都市圏では依然大きな渋滞が発生
 名古屋圏に加え静岡市、津市などの地方都市圏においても、依然として大きな渋滞が発生しており、また、平成16年度からの変化では、名古屋圏から放射状に伸びていく幹線道路で渋滞が増加する傾向です。
 さらなる渋滞緩和対策が必要です。



◇直轄国道の渋滞の大きさグラフ
(平成17年度Kmあたり渋滞損失時間の立体マップ)
直轄国道の渋滞を示したグラフ  ◇直轄国道の渋滞の増加量グラフ
(平成17年度に渋滞損失時間が増加した量を表した立体マップ)
直轄国道の渋滞の増加量グラフ



【路上工事】利用者満足度の低い路上工事
 路上工事については通行規制時間の縮減を進めてきておりますが、全国の利用者の満足度はワースト3と依然低い水準に留まっています。
 より一層の規制時間縮減と工事情報の提供が必要です。



◇全国の道路利用者満足度調査結果(平成14〜16年度)全国の道路利用者満足度調査結果(平成14〜16年度)グラフ  



【沿道騒音】数多く残る騒音要請限度を上回る区間
 沿道環境を示す夜間騒音要請限度達成率については、平成16年度から17年度にかけて改善傾向にありますが、各県に未達成区間が残され、特に三重県や岐阜県で達成率が低くなっています。
 優先かつ緊急性の高い区間を含めた着実な対策推進が必要です。


◇県別の夜間騒音要請限度達成率の変化
 H16H17増加量
長野県73%95%+22ポイント
岐阜県58%60%+2ポイント
静岡県73%76%+3ポイント
愛知県75%75%増減なし
三重県51%59%+8ポイント
中部全体66%69%+3ポイント
 



【震災・防災対策】直轄国道のほとんどは地震強化地域に存在
 中部の主要な直轄国道のほとんどは、東海地震および東南海・南海地震の防災対策地域内にあります。大地震により道路が倒壊すると、緊急支援物資の輸送に支障をきたすばかりか、「ものづくりの中部」の経済活動に大きな影響を与えます。現在、平成19年度を目途に橋梁耐震補強3箇年プログラムを進めています。平成17年度の対策済み橋梁は64%であり、引き続き一日も早い対応が必要です。
 また中山間地では、幹線国道が谷間を通過していることから、土砂崩落災害等の危険性があり、大雨の事前通行規制区間が数多く存在しています。
 災害に強い道路ネットワークを確保するための、震災対策・防災対策が急務です。
◇東海地震および東南海・南海地震防災対策地域と
  直轄国道
東海地震および東南海・南海地震防災対策地域と直轄国道の図
 ◇山間を通過する直轄国道

山間を通過する直轄国道の図



【名古屋圏ネットワーク】ものづくりの中部を支える南北軸が脆弱
 東海環状自動車道(東部区間)等の開通により、「ものづくりの中部」がより元気になっていますが、産業を支える物流ネットワークは充足しているとはいえません。特に、港湾や空港といった物流拠点を結ぶ南北方向の高速道路が非常に少なく脆弱な状態です。
 成長を続ける「ものづくりの中部」を失速させないためにも、名古屋圏の環状道路網を中心とした道路ネットワークの更なる整備が必要です。








名古屋圏の高速道路ネットワークと物流拠点図の説明画像
◇名古屋圏の高速道路ネットワークと物流拠点
名古屋圏の高速道路ネットワークと物流拠点図



【中山間地ネットワーク】中山間・半島地域に足りない「命の道」ネットワーク
 都市部に比べて高齢化が進展している中山間地域では、高度な医療を受けられる施設までなかなかたどり着けない現状です。いざという時に1時間以内で高度な病院へたどり着ける「命の道」ネットワークの整備が急務です。

◇カーラーの救命曲線※1
 緊急時における時間経過と死亡率の関係
カーラーの救命曲線図
◇高次医療施設まで1時間で到達可能な圏域図
:高度医療への搬送が、カバー仕切れていない地域

高次医療施設まで1時間で到達可能な圏域図